「Try! C# vNext」ということで、次期C#の新機能を少しずつ試していきたいと思います。まず最初は自動実装プロパティ初期化子 (= Auto-property initializers) です。これまではメンバー変数の初期化はクラス宣言と同時にできたのですが、自動実装プロパティはコンストラクタなどでしか初期化ができませんでした。その制約を取り払い、より簡潔な記述を可能にしようというものです。 とりあえず使ってみる 使い方は簡単で、以下のように自動実装プロパティに対して値を代入するように記述するだけです。 class Book { public string Title{ get; set; } = "Untitled"; public int Price{ get; set; } = 100; } これは以下の書き方と等価です。定型的な初期化するだけのコンストラクタがほぼほぼ不要に