東京オリンピック・パラリンピック開会式までひと月。菅義偉政権は、政府の基本的対処対策本部の尾身茂会長らの「無観客で開催するのが望ましい」という進言をスルーして、観客を入れての開催を強行する。 2021年6月21日、政府、東京都、大会組織委、IOC(国際オリンピック委員会)、IPC(国際パラリンピック委員会)の5者会議の場で決まった。 そんななか、注目されたのが7月23日の開会式を「特例」で2万人以上を入れて開催する「暴挙」だ。 「五輪貴族」と言われるIOCファミリーやスポンサー企業の招待客を特別に会場に入れることも決めた。「観客ではなく、大会運営者という立場だ。ご理解いただきたい」(武藤敏郎事務総長)という屁理屈で説明したが、ネットでは怒りの声が殺到している。 東京都内の医師会が連名で「無観客に」と抗議 東京五輪を「有観客」で開くことについて、 「東京五輪で新型コロナウイルスが再拡大するの