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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (8)

  • 2010年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ

    (写真は「ふりかえる」イメージキャラクターのオリーヴさんです) こんにちは、このブログを書いている伊藤聡ともうします。さて、先日からおこなっていた「2010年の映画をふりかえる」回答募集がようやくまとまり、今年いちばんおもしろかった映画ベスト10が決定しましたので、これからご紹介したいとおもいます。いまとなってみれば、「夏がなんかすごく暑かった」くらいしか記憶がない2010年ですが、映画はどれも見ごたえのあるものばかりでしたので、年末年始のDVD鑑賞にも参考になるかとおもわれます。このような質問内容でした。 名前/性別/ブログURLもしくはTwitterアカウント 2010年に劇場公開された映画でよかったものを3つ教えてください 2で選んだ映画のなかで、印象に残っている場面をひとつ教えてください 今年いちばんよかったなと思う役者さんは誰ですか ひとことコメント 今回の参加者は、トータルで1

    2010年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ
  • 東京の合唱 - 空中キャンプ

    若い人たちが東京に憧れなくなったのだという。東京に求心力がなくなり、若者は「ジモト」を志向している。いい傾向だとおもう反面、そんな話を聞くと、わたしは自分だけがやけに歳を取ってしまったような気がしてならないのである。わたしは、みっともないくらい東京に憧れていた。 東京へいきたい。高校生のわたしは、それだけを生きるよすがにしていた。かっこいい東京。いや、わたしの東京への憧憬は、「憧れていた」などと過去形で語れるようなしろものではない。わたしはいまだに、東京に憧れているのだ。東京に住んで十九年。もうそろそろ飽きてもいいころだが、わたしの憧れは続いている。 たとえば、上京して十七年目のこと。わたしはついに、かねてからの希望であった、都内のとあるおしゃれタウンに越すことができた。たくさんの若者が集うことで知られる、音楽ファッション文化の街。わたしはついに、おしゃれタウンの住人となったのだ。この

  • 「のはなし」/伊集院光 - 空中キャンプ

    伊集院光のエッセイ80をまとめた新刊。いやー、これはおもしろい。声だして笑ったなー。職のモノ書きでも、ここまで笑える文章を書ける人はなかなかいないのではないだろうか。太田光もラジオで絶賛していましたが、たしかにこれはいい。渋谷パルコではさっそく平積みで売っていて、わたしはパルコでこのを買ったけど、あのおしゃれな空間は伊集院というキャラクターにまったくそぐわなくて実によかった。気がつくと、なんだかあっという間に読了してしまった。 このエッセイは、携帯電話会社がメールマガジンとして配信していた素材をまとめている。「週三回の配信、一度につき400字以上」というのが、連載の条件だったという。考えてみると、これはかなりしんどい。伊集院は、この連載を750回ほど続け、その中の80をよりすぐって一冊のにした。すごいよね、週三回のペースで750回続けるというのは(月に13回と仮定して、58ヶ月=

  • 2007-10-27 - 空中キャンプ

    歌舞伎町にて。松尾スズキ新作。おもしろかったです。それにしても、内田有紀かわいいねー。なんかもう、くらくらしちゃったよ。原作は未読ですが、ストーリー後半における立体的な展開に、物語がふくらむ感じがよくでていたし、映像の見せ方も工夫されていてよかった。閉鎖病棟に入院した女性のストーリー。 とてもよかったのは、主人公が意識を失って、自宅の部屋から担ぎだされるときに、足の裏にコンビニのレシートがくっついているのがちらっと見える、というシークエンスで、わたしはおもわず、うわっ、これすごいな、とつぶやいてしまった。かっこいいなー、松尾ちゃん。生きるか死ぬか、というきわきわのタイミング。そこで担架にのせられる女の子の足の裏に、なぜかくっついているコンビニのレシート。ほんの一瞬だけ垣間見える、だらしない生活の澱。ここでは、状況のシリアスさと、間の抜けた生活臭が横並びになっている。それがとっても物悲しくて

  • 2007-10-25 - 空中キャンプ

  • 空中キャンプ - お知らせです

    satoship
    satoship 2007/10/16
    "CINRA MAGAZINEというフリーCDマガジンで、「空中キャンプ」が紹介されます。"
  • 2007-10-10 - 空中キャンプ

    いい文章を書きたいのであれば、書き終えてから、あるていど時間を置いて読み直すといいとよく言われる。これは誰にとっても納得のいく方法だとおもう。時間を置くことで、客観的に文章を眺めることができるし、意味の伝わりにくいところは推敲できる。なにより文章ぜんたいをクールダウンできるから、時間を置き、推敲を通したテキストはより論理的で端正になる。 しかし、わたしはこの方法がどうも苦手だ。時間を置くと、いったいどうしてこんな文章を書いたのか、自分でもよくわからなくなってくるし、なにをおもしろいとおもって書いたのか、いまひとつおもいだせなくなってしまう。もちろん、文章を書き直すことで、感情の入りすぎていた部分は削られて、気持ちだけが空回りしていた言葉は、もっと別のフレーズに置き換えられる。だからこれはきっといい文章なのだ──すくなくとも、推敲前よりはずっと。でも、このテキストっておもしろいのかな、とわた

  • 空中キャンプ - 「めがね」を見たゼ!

    新宿にて。とても興味ぶかく見ました。作品ぜんたいに志が感じられるし、品のある映画だという好印象を持ちました。映像や、役者たちの所作にもほどよい緊張があってよかった。個人的にはすきな作品ですが、なにかと誤解されやすい部分もあるとおもうので、そのあたりをフォローできればとおもいつつ書いています。 荻上監督の前作「かもめ堂」はおおむね好評でしたが、中にはいくつかの批判もありました。曰く「非現実的である」「商売はそんなに甘くない」「世の中はもっと欲望に満ちているはずだ」「夢想したまま歳を取るなんて虚しい」等々。その批判は今作にも当てはまる可能性がある。田舎でゆっくりと自由に暮らす人々──という基プロットだけでも、批判的な意見が想像されます。「田舎暮らし」という実体のない幻想や、LOHAS的な安易さ。荻上はその批判を先取りするかのように、劇中、田舎で暮らす似非エコロジストたちのコミューン生活をい

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