新型コロナ感染防止で全世帯に配布予定だった布マスクなどに不良品があり、納入元が回収を決めた問題で、配布済みのマスクにも不具合があるとの連絡が厚生労働省に複数寄せられていることが分かった。政府関係者が24日明らかにした。同省は配布済みのもので不良品が確認されれば交換する。 同省は5月中の配布終了を目指すが、回収や検品に一定時間が必要で予定通りに進むかは不透明な情勢だ。 厚労省によると、マスクの納入元は、興和(名古屋市)と伊藤忠商事、マツオカコーポレーション(広島県)。不良品は興和と伊藤忠が納入したもので見つかっており、2社は未配布分を回収するとしている。