今月13日の地震で、震度5強を観測した宮城県白石市の酒蔵では、10年前の東日本大震災の際に酒瓶が割れた経験を生かし、地震に強い保管のしかたに変えることで被害を最小限に食い止めることができました。 白石市にある酒蔵「蔵王酒造」は、10年前の東日本大震災で、倉庫などに保管していた酒瓶が割れたことから、地震に強い保管のしかたを考えました。 具体的には、酒瓶を入れるケースを同じ方向に並べると揺れに弱くなるため、縦と横に組み合わせることで、倒れにくいようにしています。 さらに、大きなラップでケース全体を包み込むことで安定感が増し、地震の揺れに強くしているということです。 こうした取り組みで、今回の地震ではラップで包んでいない酒瓶が5本割れただけで、被害を最小限に食い止めることができたということです。 蔵王酒造の渡邊毅一郎常務取締役は「地震だからしかたないではなく、10年前の震災のあと、小さな取り組み