「日本のネット業界は危ない」――急成長を続けるグリーの田中良和社長は強い危機感を感じている。 iPhoneアプリやSNS向けゲームで海外のメーカーの存在感が増している。このままでは日本のゲームメーカーやSNS産業自体が「なくなるかもしれない」とみる。 同社はSNS「GREE」のプラットフォームを公開し、iPhoneアプリを皮切りに世界に進出。日本のSNSとして踏ん張り、「業界を盛り上げていきたい」という。 1月12日に発表したプラットフォーム戦略では、(1)外部のWebサービスやアプリケーション、端末からGREEの機能を利用できる「GREE Connect」(仮称)と、(2)外部開発者がGREE上でサービスを構築できる仕組み作り――の2つの方向性を提示した。 (1)については今春、技術仕様や機能を公開予定。(2)はまだ「検討段階」で、内容なリリース時期なども「発表できる段階になはい」という