金子由里奈監督『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』を見てきた。同名の原作の映画化である(かなり前だが小説も読んだことがある)。 www.youtube.com 恋愛をしたい気持ちがない七森(細田佳央太)は立命館大学(と思われる)に入学し、ぬいぐるみサークルに入る。ぬいぐるみサークルはぬいぐるみを作るサークルと名乗っていたが、実はぬいぐるみに話しかける人たちのサークルだった。七森はぬいぐるみサークルで活動しつつ、同じサークルメンバーの白城(新谷ゆづみ)と付き合ってみようとするが… アセクシュアル・アロマンティックで伝統的なジェンダーロールにも馴染めない七森を中心に、ぬいぐるみとの話を通して見えてくる傷つきやすい若者たちを描いた作品である。七森は他の人たちが恋愛をしているのを見て、自分も恋愛をしたほうがいいのでは…と思い、ぬいぐるみサークルの中ではずいぶんと社交的な白城と付き合ってみるのだが、
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