YAPC::Hakodate 2024でのトークです https://yapcjapan.org/2024hakodate/
こんにちは、エンジニアの id:mp0liiu です。 8月28日(土)の Learn Languages 2021 というイベントの Language Update というセッションで@charsbarさんと一緒に2018年以降のPerl5やPerlコミュニティの最新動向について話してきたので、そのとき話した内容に補足などしつつ記事にしていきたいと思います。 配信アーカイブはこちらから見れます。 時系列 2019/5/22 Perl5.30 リリース 2020/6/20 Perl5.32 リリース 2020/6/24 Perl7の発表 2021/5/21 Perl5.34 リリース Perl5.30 の変更点 正規表現や文字周りの細かい改善などはありますが、正直めぼしい変更点が見られないです。 Perl5.32 の変更点 isa 演算子の実装 値があるクラスのインスタンスもしくはそのサブ
Perl入学式 公式ブログ プログラミング未経験者/Perl初心者を対象としたワークショップ『Perl入学式』のブログです。 一緒にプログラミングの楽しさを体感しましょう! みなさまこんにちは, Perl入学式校長のpapixです. いきなりですが, Perl入学式は今年で4年目となりました. ここまでの3年間, 多くの方と一緒にPerlを学ぶことができていて, とても嬉しく思っています. その中で, Perl入学式の卒業生からよく頂く意見の1つが, 「卒業後に使えるカリキュラムが欲しい」というものです. Perl入学式で扱う内容は, プログラミングを学ぶために不可欠な環境構築からスタートし, Perlという言語を通して「プログラミングに必要な考え方」を学んでいくという, まさに「基礎中の基礎」といえる内容になっています. 最終回でMojoliciousを利用したWebアプリケーションの開
まずはこちらをごらんください。 shinh.hatenablog.com すごすぎる……。恐ろしいですね。 なぜこんなことになるのか、解説していきましょう。まずはPerlの気持ちになりましょう。 Perlの気持ち編 ポイントその1 barewordを数値コンテキストで評価するとどうなるのかということ 件のプログラムは、base64 っぽい文字列が書かれていますが、これを前からPerlコードとして読んでいくと、大きく2つのパートに分かれることに気づきます。というのも、前から一文字ずつ読んでいくと、「+」という演算子にぶつかるわけですね。 それに気づくと、このコードは前半部分 dXNlIE1JTUU6OkJhc2U2NDtwcmludCBlbmNvZGVfYmFzZTY0IGpvaW4nJyw8PjsKX19FTkRfXwo と、 s//v62/e+s//v60/e+s//v44/e+s//v
この記事は abicky.net の Perl 初心者がとある JavaScript コードを読むための基礎知識 に移行しました
__papix__ 君が主催をして開催している Perl入学式 というイベントがあります。Unix/Linux/OSXの環境構築から始まり最終的にはWebアプリケーションをつくるハンズオン形式の勉強会を今年は年6回に分けて開催しているようです。かなり丁寧にPerlを教えているという印象があって、それがどんな雰囲気か以前から気になっていたのですが、昨日「Perl入学式 in 東京 #2」にサポーターとして途中から参加させてもらいました。 簡単に感想を述べると「これはすごくいい」。肝は最適な練習問題が所々出され、するとみんな黙々とコーディングし始めるんだけど、それが終わると、参加者同士でコードを見せ合って「これで合ってるかな?」「私はこんな風に書いたよ」と言うようなコミュニケーションが生まれてたりしているのです。正直その様子を見て感嘆しましたよ。 *追記「Perl入学式の補講があるらしいよ!」
春ですね! 新年度ですね! Perl 書くことになってしまいましたか! 奇遇ですね! sigil が意味わかりませんか! 特殊変数がググれませんか! リファレンスが謎ですか! 1; の存在が不明ですか! オブジェクト指向が難しいですか! むしろオブジェクトじゃないコードの方がゆるくて大変ですか! XS が読めませんか! ええ、XS は僕もあんまり読めません>< さて、この春から Perl を学ぶことになった人も多いかと思いますが、なにはなくともこれまず覚えたら後が楽になるんじゃないかというモジュールを、いくつか紹介したいと思います! (まあ、自分の初期を思い返すと、この辺はやく知っておきたかったなあというリストです) Data::Dumper, YAML 変数(リファレンス)やオブジェクト(blessされたリファレンス)をダンプする用途では、Data::Dumper が一番メジャーのような
Q2 になったので月に1回くらいは日本語で書いてみることにした。 ここ数年で Perl に起こった良いことは2つある。 ひとつは PSGI/Plack, cpanminus, carton, cpanfile などいろいろ良いものが他言語から輸入されたことで、Perl で書かなくてはいけない時の面倒が軽減された。それぞれ Ruby でいうところの Rack, gem (1), Bundler, Gemfile に対応している。 もうひとつは Module Counts にみるライブラリ数の推移や、Moose の開発者で Perl 5 にメタオブジェクトプロトコルを入れるはずの Stevan Little が Perl is not Dead, it is a Dead End なんて言い出すくらい、だんだん衰退していることで、なんというか妥当な世代交代だと思う。 Perl で、たとえばなに
2013年03月07日20:45 カテゴリArtLightweight Languages perl - 「は衰退しました」という人々の共通点 この話題に関してはすでに 言語設計者たちが考えること Mastermind of Programming Federico Biancuzzi / Shane Warden 伊藤真浩 / 頃末和義 / 佐藤嘉一 / 鈴木幸敏 / 村上雅章訳 [原著:Masterminds of Programming] 404 Blog Not Found:与えよ、さらば求められん - What #yapcasia gave me 404 Blog Not Found:コードについて書く方がコードを書くより読まれる現実 404 Blog Not Found:悪「言語」身に付かず - 「書ける」と「身に付く」の間に などでも答えてきたはずなのだけど、またお呼びがかか
2005年 Railsの襲来2005年に突如現れたRailsによって国内でRuby利用者が急増したのがPerl滅亡への第一歩となった。書きやすさに作者がとことんこだわって作られたRubyの魅力を一度知ってしまうとPerlの古くさく読み辛く書き辛い文法に誰もがうんざりし始める。 2007年 JavaScriptブームAjaxで再発見されたJavaScriptのブームもPerl終焉に若干ながら貢献している。ブラウザというPerlが全く手を出せないジャンルの王者JavaScriptの持つ華やかさに誰もが憧れ、そして手元のPerlの古くささに反吐が出始める。不器用で不細工なところも含めて愛していた女房とつつましく送っていた人生に、突然ぴちぴちのボイン女子大生が転がり込んで来たようなものである。 スマホ/ソーシャルゲームバブルiPhone市場が本格的に立ち上がり、Perlとは全くの無関係であるスマホ
最近同僚が次々とCPAN Authorになってて良い流れだなーとか思っています。 ただ、CPANへのモジュールの上げ方がわからないとか、M::Iを使えばいいのか M::Bを使えばいいのか、それらがそもそも何やってるのか分からないという話も 聞くので、僕自身もその辺の知識を整理してアップデートしました。 とりあえず、今はModule::Buildを使っておけば良いんじゃないかと 思っていますが、そこに至る歴史的経緯をまとめてみます。 大体、以下に書いてあることに加えて、最近の動きを書いています。 Module::Build:MakeMakerの後継者を目指して PerlでCPAN形式のモジュールを配布する場合は、Makefile.PLなりBuild.PLなりを モジュール作者が用意して、それがインストールに必要なファイル類を自動生成 するという流れになっています。 既存の雛形を使うと色々ファ
Perlの食えない事情 より おっと、そうです、Perlには演算子が多すぎるのでした。せっかくの機会なので、Perlの演算子を紹介します。 ビーナス演算子: 0+, +0 数値として評価してくれます。意外とよく見かけますね。 なぜこの演算子を使う必要があるのかというと、Perlは文字列と数値を明確に区別できないからです。scalarを文字列として解釈するならば文字列として、 print 0+ '10'; #=> 10 print 0+ '123b'; #=> 123 print '1.2e3' +0; #=> 1200 print [] +0; #=> 4303367864 ちなみに、文字列として評価するときにはこのようにするとかっこいいと言われています。 $obj.q(); 一見メソッド呼び出しのように見えますが $obj . ''; と等価です。 ベビーカー演算子: @{[ ]} 文字
https://github.com/tokuhirom/node-perl/ ここ最近、プログラミング言語同士の壁が徐々に破壊されている気がします。あるプログラミング言語上で別なプログラミング言語を動くようにしたり、置き換えてしまったりするような類です。今回はその一つ、CPAN moduleをnode.js上で動かすという、かなり無茶な気がしなくもない、そんなソフトウェアnode-perlを紹介します。 var Perl = require('../index.js').Perl; var perl = new Perl(); perl.use('LWP::UserAgent'); var ua = perl.getClass('LWP::UserAgent').new(); var res = ua.get('http://mixi.jp/'); console.log(res.as_
2011.12.31 追記 後編を書きました。こちらもあわせてどうぞ。 Excel列名変換問題で第2回社内プログラミングコンテストを開催してみた(後編) - give IT a try はじめに 先日、FizzBuzz問題を使って社内プログラミングコンテストを開きました。 このブログでも書いた通り、なかなか興味深い結果になりましたが、一方で反省点もいくつか見つかりました。 特に問題が解けなかった人が出てしまったのは痛い誤算だったので、今回はできるだけ最後まで解けるような配慮をしてみました。 ただし、問題自体はFizzBuzz問題よりもずっと難しくしてあります。 今回もちょっと長いエントリになっていますが、よろしければ最後までお付き合いくださいませ。 前回の反省点 詳しくはこちらのエントリに書きましたが、簡単にまとめると 言語の得意・不得意が結果に大きく影響した 抜き打ちで実施したことがその
Perlではメモリリーク検出ツールがいくつか開発されているので、top(1)の結果を眺めるよりそういうツールを使うほうが楽である。 さて、メモリリークが発生しているとき、その可能性としてはだいたい以下の4つが挙げられる。 Perlレベルでの循環参照 グローバル変数に値をどんどん足しているとき*1 XSレベルでリファレンスカウントの管理ミス XSレベルでmalloc()したメモリの管理ミス この1-3についてはすべてPerlインタプリタ内の出来事であり、Test::LeakTraceを使って検出できる。4を検出するのは難しいが、Test::Valgrindが役に立つ。 Test::LeakTraceのSYNOPSISは歴史的経緯によりごちゃごちゃしているが、テストで使うべき関数はno_leaks_ok()とleaks_cmp_ok()だけである。 たとえば、以下のようにして使う*2。 #!p
今すぐフォローすべきnode.js界のスーパーエンジニア - 大人になったら肺呼吸の記事に便乗しまして。 独断と偏見に基づいて、自分がフォローしているPerl界隈の人から数人をピックアップして並べてみます。 @dankogaiさん blog: 404 Blog Not Found Perlへの言及はそれほど多くないけど 要所要所で鋭いツッコミが @hidekさん blog: hide-k.net#blog 同じ会社の人たちとの絡みが面白い。深夜のDJも注目 @Yappoさん blog: YappoLogs 基本的にネタ発言が多いけど面白いので大好きです @acotieさん blog: iDeaList::Writing Perl界の女性エンジニアでは最も有名? @kamipoさん blog: かみぽわーる MySQLとかインフラな話とか。空mentionすると瞬時に返してくれるbot @w
サキとは彼女の自宅近く、湘南台駅前のスーパーマーケットで待ち合わせをした。彼女は自転車で後から追いつくと言い、僕は大きなコインパーキングへ車を停めた。煙草を一本吸ってからスーパーマーケットへ向かうと、ひっきりなしに主婦的な女性かおばあちゃんが入り口を出たり入ったりしていた。時刻は午後5時になる。時計から目を上げると、待たせちゃったわねと大して悪びれてない様子でサキが手ぶらでやってきた。 お礼に料理を作るとはいえ、サキの家には食材が十分足りていないらしく、こうしてスーパーマーケットに寄ることになった。サキは野菜コーナーから精肉コーナーまで、まるで優秀なカーナビに導かれるように無駄なく点検していった。欲しい食材があると、2秒間程度それらを凝視し、一度手に取ったじゃがいもやら豚肉やらを迷うことなく僕が持っているカゴに放り込んだ。最後にアルコール飲料が冷やされている棚の前へ行くと、私が飲むからとチ
「モダンPerl」という言葉の流行 先日、国内有数のPerlハッカーである牧大輔氏が『モダンPerl入門』という書籍を刊行しました。 日本のPerlユーザーのハブサイトを目指しているperl-users.jpでも「モダンなPerl入門」と題して「古来から親しまれているPerl入門とはひと味違う、今風のPerl入門テキスト」を作ろうという動きがあります。 海の向こうでは、Perl 6の言語仕様の策定にたずさわっているクロマティック(chromatic)氏が「Modern Perl Books」というウェブサイトを開設して、「モダンPerl」についての考察を始めました。氏はその名もModern::Perlというモジュール[1]を公開して「モダンPerl」の啓蒙に努めています。 個人の主義主張に過ぎないのでしょうか? でも、この「モダンPerl」とはいったい何なのでしょうか。 字面から「今風の
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