ネットがメディアとしての信頼性を高め、既存のメディアと肩を並べる存在になるには、表現者が自分の名前を開示し、責任の所在を明らかにすることが不可欠だと私は考えています。匿名コミュニケーションのままでは、いつまでもネットは周辺メディアの位置にとどまるでしょう。 ネット上でも実名で表現を:勝間和代のクロストーク - 毎日jp(毎日新聞) 「ネットがメディアとしての信頼性を高め、既存のメディアと肩を並べる存在になる」? 「ネットのメディアとしての信頼性」が何を意味するのか、という問は実に難しい。勝間さんは実名コミュニケーションによって実現できると考えているので、それは既存メディアが有しているような信頼性のことを意味しているのだろうが、個人的にはそれは実現不可能なもののように思える。 ネットに期待しうる信頼性は、せいぜいインフラとしての信頼性であって、「いつでも、どこでも、安定して接続できる」ことを