白煙を残し上昇する「イプシロン」6号機。打ち上げ後に破壊を指令する信号が送られた=12日午前、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所 民間企業や大学などの人工衛星計8基を搭載した小型固体燃料ロケット「イプシロン6号機」の打ち上げ失敗は、民間小型衛星打ち上げビジネスの受注増を目指していた宇宙航空研究開発機構(JAXA)にとって、極めて大きなダメージとなりそうだ。 宇宙ビジネスは拡大の傾向にある。米金融大手モルガン・スタンレーが公表しているデータによると、2020年の宇宙ビジネス市場の規模は約3780億ドル。40年には、約3倍の約1兆530億ドルに増加する。 特に人工衛星を用いたビジネスでは、多数の小型衛星を運用させるシステムが注目されており、500キログラム以下の小型人工衛星の打ち上げ実績は20年が1190基で19年の約3倍に増えた。 イプシロンはこれまで1~5号機を打ち上げ、いずれも成功。今
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