2022年11月10日午後1時18分ごろ、名古屋市中区栄の超高層ビルの建設現場で、地上約30mの高さから長さ5cmのボルトが1本、現場近くの歩道に落下した。負傷者はいなかった。この現場では、7月26日に隣接する歩道が陥没する事故が発生。8月8日には地上約140mから重さ約5kgの鋼板が落下するなど、事故が続いている。 ボルトの落下事故があったのは、名古屋市中区栄4丁目にある中日ビルの建て替え工事の現場。落下したのは直径2cm、長さ5cm、重さ230gの六角ボルトだ。建設中の地下5階・地上33階建ての超高層ビルの6階部分から、南側の道路を挟んだ向かい側の歩道に落下した。発注者は中部日本ビルディング(名古屋市)で、設計・施工は竹中工務店が担当している。 事故当日は、ボルトで仮留めした鉄骨のフレームをクレーンでつり上げて、地上6階部分の外壁に取り付ける作業をしていた。ただし、落下したのは仮留めに