ネットワークスイッチにはレイヤー3(L3)の情報を扱えるL3スイッチもある。また、スイッチと似たネットワーク機器としてルーターがある。今回は、それらの違いを解説する。 簡単に言うと、レイヤー2(L2)スイッチとL3スイッチ、ルーターは用途やデータの処理方法が異なる。 まずL2スイッチとルーターを比較しよう。ルーターは、L3でやりとりされるIPパケットの宛先IPアドレスを参照してIPパケットを転送する。つまりL2スイッチとルーターは対象とするレイヤーが異なる。 もう1つの大きな違いは、ソフトウエアで処理するかハードウエアで処理するかだ。L2スイッチがハードウエアで処理するのに対して、ルーターは基本的にソフトウエアで処理する。 ソフトウエアの処理は、メモリーに蓄積したプログラムをCPUが1個ずつ読み出して実行する。一方ハードウエアの処理では、特定の用途向けに設計および製造されたASIC(App
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