社内サバイバルが激化するなか、大多数のサラリーマンは“出世”という一つの目標を諦めなければならない。どうせ一生ヒラ社員ならと割り切り、会社とは別に収入源を確保している人もいる。本業のほかに、投資で収入を増やしているという男性に話を聞いた。 外資系の製薬会社に勤務する椎名隆介さん(仮名・48歳)はあえてヒラ社員に甘んじ、投資で収入を増やしている。 「管理職になると年収1000万円は超えます。ただ、外資系のほとんどは管理職になると残業代はつかないし、労働組合にも入れなくなるので、業績によってはクビになる可能性が高まります。 ヒラ社員は労組が守ってくれるので絶対にクビにならない。僕も年収は900万円なので、リスクを冒して管理職になるという選択肢はないですね。周りでもヒラ社員で居続けるミドル世代は多いですよ」 本業で十分な収入がある椎名さんだが、現在は不動産投資で年200万円の副収入を得て、妻と2