何のため、誰のための高みなのか。運動会で10段、高さ7メートルもの人間ピラミッドをつくる組み体操への疑義を2月、オピニオン面の「耕論 体育で何を鍛えるか」で紹介しました。寄せられた反響を元に、再び考えました。 読者の反響、多くは懐疑的・批判的 読者からの反響の多くは、現在の組み体操や運動会のあり方について、懐疑的・批判的なものでした。 熊本市在住の女性は、公立中学に通う長男が組み体操で腕を骨折した経験から「学校に強制的に曲芸をやらされてのけがに、納得がいきませんでした」「子どもに曲芸をさせて『感動』する保護者の気がしれません」と書いています。 2人の子をもつ40代女性は、小学校の運動会の大型ピラミッドを「すごいなと思う半面、怖いなとも思った」「6年生の運動会の組み体操のために5年生から逆立ち等の練習を学校で始めていた。家でも練習をやって下さいと言われ、驚いた」と回想しています。 埼玉県の男
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