病理医ヤンデルさんから、僕の有料購読者専用の質問コーナーに下記のようなお便りがきた。 医療関係者がしょっちゅう話題にしている、「『適切な医療』をおおくの人々に届けようという試み」が頭打ちになっているのではないか、という恐怖があります。 商業的にうまく回っている非医療のコンテンツに比べ、医療従事者の発信するコンテンツは、少ないパイの中でほそぼそと消費され、バズることはまずありません。 「情報を必要とする人が少なく限られているから、専門性に応じて、ニーズに応じて、少なく作って高く売る」という方針もあるようですが、そこまできちんとオーダーメード化できているようにも思えません。そもそも、ニーズというか社会が医療を求めるコンテクスト自体はもう少し大きいのではないかと(これが違うのかもしれませんが)思っています。 医療系の啓蒙活動を、もっと巨大な商売にして多くの人を巻き込み、人々の「境界線を引き直す」