岡山県総社市は、ふるさと納税の返礼品の一つに、日本郵便(東京都)が実施している「郵便局のみまもり訪問サービス」を取り入れることにし、11日、市内の11郵便局と協定を締結した。 みまもり訪問サービスは、郵便局員や局長が都会に住む家族や親戚に代わって、月1回30分程度訪問して一人暮らしの高齢者らの健康状態や生活状況などを確認してメールで報告する有料サービス。 市役所で行われた締結式では、片岡聡一市長が「郵便局のネットワークを生かした画期的なサービスで、大いに期待している」とあいさつ、総社郵便局の藤本和彦局長が「地域の人たちの安心の支えになれるようにしたい」と話し、2人で締結書に署名した。 同市では、納税額が6万円(サービス提供期間半年)と12万円(同1年)の返礼品に入れており、市ふるさと納税推進室では「離れて暮らす家族をつなぐ一助になれば」としている。