認知症ケアに絵画を取り入れる取り組みが注目されている。芸術を通じて脳の活性化を促そうと、独自のアートプログラムに沿って創作活動を行う「臨床美術」だ。普及のため、平成8年に設立された芸術造形研究所(東京都千代田区)がスタートさせ、全国に広がっている。京都府立医科大では認知症の人たちが家族とともに参加。本人だけでなく、家族のケアにもつながっている。(加納裕子) 感じたままに 1月中旬、京都市上京区の京都府立医科大会議室に、家族とともに認知症の人たち6人が集まった。月に2回の講座を主催しているのは、専門的な訓練を受けた臨床美術士らによる「京都〈臨床美術〉をすすめる会」。同会は18年に発足し、21年から同大での講座を担当する。 認知症の人たちは、家族と別のテーブルに案内されて不安そうな表情もみられたが、スタッフ5人が明るくあいさつして緊張をほぐす。全員と握手する「握手タイム」に続いて、この日のテー
どこか画一的なイメージを持っていた老人ホーム。でも、海外に目を向けると、こうした発想があることに驚かずにはいられません。 舞台は、オハイオ州の老人ホーム「The Lantern」。見た目だけでなく、一つひとつのこだわりがちゃんと計算されていることもポイントでしょう。
インターネットのテレビ電話「スカイプ」で、認知症患者の自宅と居酒屋を結び、介護の悩みを抱える家族が、居酒屋に集まった看護師らに相談できる「スカイプ居酒屋」が市原市で開かれている。家にいながら居酒屋のくだけた雰囲気で相談できるのが特徴で、主催者は「悩みの解消に役立ててほしい」と話している。(原尚吾) 市原市辰巳台西の居酒屋「寿し石狩」に7月9日、看護師や介護士、ボランティアら十数人が集まった。食べ物をつまみ、お酒も入って和やかな雰囲気の中、店内に置かれたスクリーンに認知症患者の家族が映し出された。家族が「自分で物をしまったのに、盗まれたと思いこんでしまうんです」と訴えると、看護師らは「話し相手がいないと、認知症の人はひとりで思いこんでしまう。もっとコミュニケーションをとった方がいいのでは」などとアドバイスした。この日は2時間にわたって4組の家族とやりとりした。 スカイプ居酒屋を企画したのは、
まとめ リロケーションダメージ 〜呼び寄せ介護・介護移住の前に知っておきたいこと〜 いつか訪れる介護のために、遠くに住む両親を呼び寄せたい。そう考える人は少なくありません。介護移住を考えるなら知っておきたい「リロケーションダメージ」についてご説明します。 「介護のために両親に移住を」のリスク 帰省を機に、離れて暮らす両親との同居や介護について考え始めたという人もいるかもしれません。いずれ訪れる介護のことを考えたとき、仕事や生活の都合から「自分たちの住まいの近くに両親を呼び寄せる」という選択をする人は多いものです。 また、近くにいれば日常の介助などもしやすく、介護施設に入所する場合も、すぐに足を運べる距離に施設があれば安心感がありますね。一見メリットの多そうな「呼び寄せ介護」ですが、高齢者の移住は心に思わぬ負担をかけてしまうことも。 高齢者の移住を検討するなら知っておきたい「リロケーションダ
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