生まれつき耳の形成が不十分な「小耳症」の症状がある伊藤有紀子さん(36)は「エピテーゼ」と呼ばれる義耳の購入について、国の助成制度が導入されることを望んでいる。 小耳症は片耳で1万人に1人、両耳では10万人に1人のケースでみられるという。原因は不明で、聴力低下を伴うことが多い。 両耳に症状がある伊藤さんは「小耳症は補聴器が必要で、マスクや眼鏡がかけられないという物理的な不都合もあるが…
障害のある人に着物の着付けを体験してもらおうと、草津市の市民ボランティア団体が4日、同市大路の「草津川跡地公園de愛ひろば」のにぎわい活動棟で、着付けの体験会を開いた。中には初めて着物を着た人もいたといい、記念撮影をするなど楽しいひとときを過ごした。 ケアマネジャーや着付け師でつくるボランティア団体「spring」が、障害者から「着物を着てみたい」という声を受けて企画。体験会を通じて、障害者の社会参加の促進とともに障害者への理解を深めてもらう目的も兼ねており、市コミュニティ事業団の助成金を活用して開いた。 体験会には、足が不自由な人や精神障害者ら女性12人が参加。ボランティアに手伝ってもらいながら着物に着替えた。中には車いすを利用する障害者用の着物も用意。上半身は袖を通して羽織り、下半身は足からはくという上下2分割に加工した着物で、障害者は車いすに座ったまま20分ほどで着替えることができた
湯浅さんが独自開発した「カラーパレット」。5つのシチュエーションでその人が使うとよい色を質感も異なる布でセットしている この記事の写真をすべて見る 2015年、女性を対象にした講座風景。正面中央が湯浅さん 2016年、男性を対象にした講座の様子 「視覚障害のある人に、カラーコーディネートの講座をしてくれませんか?」 カラーアナリストであり、マナー講座や就職支援講座の講師なども行う湯浅智子さんのもとにこんな依頼が来たのは3年前だった。 話を持ちかけたのは以前、湯浅さんの講座の受講生だった吉田理穗(りお)さん。吉田さんはあるきっかけで、国立大学法人で唯一の視覚特別支援学校である筑波大附属視覚特別支援学校(以下、盲学校)の宇野和博教諭と交流を持っていた。 「あるとき盲学校の寮の卒業生向けに行う『視覚に障害のある方のための講習会』の講師を探していると宇野先生から相談されました。その講習会は卒業生が
障害を理由に、成人式で晴れ着姿を諦めた人や、着物に興味があるものの着る機会がないという女性のために、大阪府立大准教授と大阪府枚方市在住の写真家が、障害者を対象に着物姿を記念撮影するプロジェクトを進めている。関係者は「遠慮することなく、着物を着る楽しみをみんなで共感しあいたい」としている。 プロジェクトを企画しているのは、府立大の松下由美子准教授(48)と、枚方市で地元をテーマにした撮影を続けている写真家の「花歌」こと樺井良祐さん(48)。 樺井さんが知人の美容師から、障害を理由に着物を諦めている人が多いと聞いたのがきっかけで、「着物は高価だが、日本にとって大切な文化。一度でいいから着て楽しんでほしい」と、以前からの知人で看護学を専門とする松下准教授の協力のもと企画した。着物をみんなで着て喜びを共感してほしいという願いから、「きれいな晴着を写そ!みんなの笑顔と写そ!」と名付けた。 参加対象は
Case: Audio MakeUp WHO(世界保険機関)によると、視覚障害者のうち女性が占める割合は約3分の2。彼女たちが自尊心を持って生活するには、自立して自分のことは自分でできるようになることが必要です。 世界的な人気化粧品ブランドのメイベイリンは、目が不自由な人たちが自分でメイクをできるよう、音声を使ってメイクの仕方を教えるプロジェクト『Audio MakeUp(音声によるメイクアップレッスン)』を開始しました。 本プロジェクトの特設サイトは、視力障害のレベルには個人差があるため、サイトの構造やレイアウトは幅広い視力の人が活用できるよう工夫して設計されています。 白と黒の2色をベースに、ポイントとして濃いピンクが使われている非常にシンプルなデザインで、文字の大きさは左上のボタンで変更可能です。 レッスンの数は全部で19。「ファンデーション」「アイシャドー」「リップ」など、それぞれ
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