いじめが原因と疑われる子どもの自殺後、原因調査や情報開示を巡り、遺族と学校側にあつれきが生じるケースが繰り返されている。長崎県新上五島町では、町教育委員会がいじめをうかがわせるアンケートの回答などを伝えなかったことに遺族が抗議。鹿児島県出水(いずみ)市でも遺族が校内アンケート結果の情報開示を求め、市を提訴する事態に発展した。遺族には我が子を亡くしたショックに加え、学校側と対峙(たいじ)する二重の負担がのしかかる。トラブルを未然に防ぐ方策が求められている。 この記事は有料記事です。 残り2313文字(全文2543文字)