不登校対応を先生に頼っても、なかなか進展しない現状が生まれている(※写真はイメージ)この記事の写真をすべて見る 不登校の子を持つ親から「先生に相談したけどダメだった」という話を、この20年間、さんざん聞かされてきました。 毎回、思うことがあります。 私が知るかぎり、不登校を“解決”した先生はほとんどいませんよ、と。 ■先生には「不登校理由」が見えない? 昨年『不登校新聞』では文部科学省の不登校調査を問題にしました。なぜ不登校になったのかという理由について「先生との関係」と答える割合が、子どもと先生の間で大きな差が出てくるのです。 不登校経験者は4人に1人(全体の26.2%/2006年度追跡調査)が「先生との関係」が、不登校の理由になったと答えました。 一方、学校(先生)に、生徒たちの不登校理由を報告してもらうと、「先生との関係」を理由に不登校になった生徒は1.6%、62人に1人にすぎません
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