英ロンドンの裁判所前で、チャーリー・ガードちゃんとその家族を支援する人々によって掲げられたポスター(2017年7月24日撮影)。(c)AFP/CHRIS J RATCLIFFE 【7月29日 AFP】遺伝性の難病を患い、ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王やドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領から支援の申し出を受けていた英国人男児チャーリー・ガード(Charlie Gard)ちゃんが28日、生後11か月で死去した。母親のコニー・イエーツ(Connie Yates)さんが公表した。 父親のクリス・ガード(Chris Gard)さんとコニーさんは、チャーリーちゃんに米国で実験的な治療を受けさせるため、病院と5か月にわたる法廷闘争を繰り広げた末、治療続行を断念。チャーリーちゃんは裁判所の命令により病院からホスピスに移送され、直後に生命維持装置を外されること
経済的に苦しい家庭の子どもを社会で支えるために、「私」ができることは何か。朝日新聞社は、「子どもと貧困~踏みだそう、解決への一歩」と題したフォーラムを2日、大阪市内で開きました。高校生から70代までの約130人が参加。その内容を2回に分けてお伝えします。1回目は、見えにくい「相対的貧困」について知るために実施した二つの講座を紹介します。 親子3人17万円の生活 想定 家計簿体験は幸重(ゆきしげ)忠孝さんが講師となり、計45人が参加しました。国民生活基礎調査(2013年)などから、一般家庭の可処分所得を、家族3人の場合、月34万円と算出。相対的貧困ラインはその半分の17万円として、37歳の夫婦と中学1年の子どもの家族の生活費を考える内容。「17万円という額は、福祉の制度が使えるかどうかギリギリのライン」(幸重さん)と考え、福祉制度や補助などは使わないということにして進めました。 ・お金がある
自殺につながるサインに気づいて必要な支援につなげる「ゲートキーパー」。その役割を周知する歌を厚生労働省などが作る。昨年5月に亡くなった神奈川県の高校生が作った曲に、一般公募をもとに歌詞をつけた。趣旨に賛同した歌手の加藤登紀子さんが歌う。 25日には、東京都内で収録が行われた。歌の題名は「空の青いとり」だ。 作曲した加藤旭さん(享年16)は中学2年生のときに脳腫瘍(しゅよう)と診断され、手術を繰り返す中で両目を失明。闘病しながら4歳から始めた作曲を続け、約500曲を作り出した。「自分の作った曲を何かに役立てたい」と願っていたという。 ゲートキーパーは、悩みを抱える人に気づいて声をかけ、専門家など必要な支援につなぎ、見守る役割がある。養成を進める厚労省がゲートキーパーソング作りを企画。旭さんの恩師で、ピアニストの三谷温さんが代表理事を務める音楽団体「アーツスプレッド」と連携して進める。 加藤登
思いがけない妊娠や子育てに対する不安を解消することで少子化対策につなげようと、福岡商工会議所女性会(会長・西川ともゑ副会頭)は20日、県看護協会(花岡夏子会長)が推進している「にんしんSOSふくおか」事業をPRするオリジナルカードを作製したと発表した。 同事業では、妊娠や子育てに悩む男女を対象に相談窓口を設置し、専門知識のある相談員(保健師、助産師)が電話やメールでアドバイスしている。昨年度は4586件の相談があり、「生理が来ない。誰にも相談できない」「妊娠検査薬を買うお金がない」などの悩みが寄せられた。近年はスマートフォンの普及でメールでの相談が増えているという。 商議所女性会は8年ほど前から少子化対策を進めており、事業に賛同しオリジナルカードを作ることにした。カードは当面、30万枚を作製し今月末から福岡市内のコンビニ、病院、ドラッグストアなどに置く。最終的には100万枚作り、県内3千カ
暑い季節。ロングヘアをうっとうしく感じたなら、病気で髪を失った子どもたちのために「ヘアドネーション」(髪の寄付)をしてみてはどうだろう。大人も子どもも簡単にできるボランティアとして急速な広がりを見せている。 7月初旬。福岡県宗像市の美容室「アトリエ・Shin」の鏡の前に座っていたのは福岡市西区の小学4年、朝井陽子さん(10)。美容師の早田智佳さん(48)が背中まで伸びた髪を五つの束に分け、ジョキジョキと切っていく。 髪を寄付できることは母親の美穂さんが教えた。「私の母が昨年乳がんになったこともあり、自分も役立ちたいと思ったようです」 ショートボブに変身した陽子さんは「普通に髪を切るのと同じだったけど、病気の人の役に立ててよかった」とはにかんだ。 髪は店から大阪市のNPO法人「ジャパンヘアドネーション&チャリティー」(JHDAC)に送られ、無毛症や小児がんの抗がん剤治療で髪を失った18歳以下
東京都文京区と保育事業などを手掛ける認定NPO法人「フローレンス」(駒崎弘樹代表理事)など民間団体は20日、ふるさと納税で集まった寄付金を使いひとり親世帯や就学援助を受ける世帯に食料を届ける「こども宅食」を始めると発表した。ふるさと納税を子どもの貧困対策に活用し、世帯に直接食料を届ける事業は全国で初めて。「子ども宅食」への寄付金は全額事業に使うため返礼品はない。 対象となるのは、ひとり親で児童扶養手当を受ける約700世帯と就学援助を受ける約1000世帯。区は各世帯に事業内容を案内し、希望者には無料通信アプリ「LINE(ライン)」などを使い民間団体に登録してもらう。今年度はその中から抽選で150世帯を選び、10月から2カ月に1回、米や飲料、菓子など約10キロの食料を届ける。LINEでのやり取りや宅配の際に生活で困っていることを把握し、ニーズに合わせ学習支援…
仙台市立折立中2年の男子生徒(13)が4月に自殺する前、同校の男女2教諭から体罰を受けていた問題で、在校生の保護者有志は19日、市教育委員会などを訪れ、教諭の現場復帰を求める要望書を、在校生や地元住民ら約4千人分の署名と在校生が手作りした千羽鶴とともに大越裕光教育長に手渡した。 同校1〜3年の生徒の保護者ら10人が発起人となり、先月下旬から要望書や署名を集めた。署名の書面は「体罰は容認すべきでない」とした上で、2教諭について「生徒や保護者から多くの信頼が寄せられていたことを在校生や卒業生の話から知ることができる」と記されている。 発起人によると、署名は在校生や保護者のほか、男性教諭の前任校の卒業生、近隣住民ら計4416人分が集まった。2教諭は学校勤務を離れ、市の別の施設で働いている。 市教委を訪れた保護者らは「子供や保護者から信頼のある先生だ」「進路相談をしたい。学校に戻ってきてほしい」な
2020年東京五輪・パラリンピック大会を3年後に控え、都教育委員会は29日に「ボッチャ交流大会」を都立府中けやきの森学園(府中市)で初めて開催する。大会開催に向けて、都立田無工業高校(西東京市)の生徒が障害でボールが投げられない選手が使用する「ランプ」と呼ばれる補助具をボランティアで作成し、その様子が18日報道陣に公開された。 ランプはボッチャ競技で、手の代わりにボールを転がす装置。作業を行う同校3年の加賀谷友冴さん(17)は「ボールの転がる方向を左右するレーンの作成がうまくできた」と自賛。器具の角で選手がケガをしないよう心を込めたといい、「こうした形でパラリンピックの普及活動に携われてうれしい」と喜びを語った。 大会には、都内の特別支援学校など計24校から34チームが出場する。都立高生は大会運営のボランティアとして参加するという。 都教委の担当者は取り組みについて、「大会をパラスポーツの
障害のある子供を育てる母親が悩みを語り合い、情報交換する会が昨年3月から月1回、県内で開かれている。障害児の母の会「KissA-きっさ-」。子供の行動が理解できなかったり、相談先が分からなかったり。そんな悩みに互いに寄り添い、ポジティブに生きるヒントをくれる。 ◆ストレス解消に KissAの生みの親は、障害を抱える息子を育てる、介護・リハビリ商品開発会社社長、栗本薫さん(42)=大和高田市。中学1年の長男(12)は2歳のときに自閉症、5歳のときには重度知的障害と診断された。 栗本さんは長男が3歳のときに通っていた児童福祉施設で、同じように障害児を育てる母親たちと知り合った。「うちの子すぐ壁たたくけど、どうしたらいい?」「おねしょが止まらないの」。施設では週1回、母親同士が語らう場が用意され、悩みを気軽に話すことができた。「障害児を育てるというと暗いイメージをもたれがちだけど、そこは明るい雰
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