急激な人口減少で消滅の危機が迫っている限界集落。先祖伝来の墓を解体、撤去する「墓じまい」や墓の放棄が相次ぐ中、墓参りできない家族に代わって墓守を代行する新サービスが全国各地に登場している。 故郷を遠く離れ、都会で暮らす人たちにとって、墓は古里と自分を結ぶ最後の絆だ。しかし、これまで墓を守ってきた高齢者は老い、都会に根づいた子や孫は戻ってこない。最後の絆さえ失われようとする中で出現した墓守代行サービスは、限界集落が置かれた厳しい状況を物語っている。 家族に代わって墓を清掃し、焼香 墓守代行サービスをしている業者の1つが、長崎市春木町にある「墓守代行センター」(西大悟社長)だ。2005年に創業した比較的新しい会社で、長崎、福岡県を中心に北九州各地で墓守代行や遺骨の海洋散骨を進めている。 同社のサービスは、利用者の希望に合わせて年に何回か墓へ行き、掃除や水の入れ替え、焼香、お供えをしたうえで、作
政府は17日、将来の介護施設不足が懸念される首都圏を中心に、空き家を活用した在宅介護・医療のインフラを整備する方針を固めた。空き家を在宅介護対応住宅へ転用し、要介護者を24時間見守れるようICT(情報通信技術)を使った高度医療システムの導入も進める。安倍晋三政権が「1億総活躍社会」の実現で掲げた「介護離職ゼロ」につなげる狙いもある。 事業は、厚生労働省や国土交通省、経済産業省が連携して行う。平成28年度補正予算に事業費の一部を計上するよう目指す。 利用者が可能な限り自立した生活を送ることができるよう、介護する家族と長期間同居できるようにすることや、家族が介護に対応できない際の短期間の宿泊施設としての利用など、さまざまなニーズに対応できるよう整備していく。 また、自治体や民間企業、医療機関などとも連携し、医師や看護師、介護士の間で情報を共有できるようICTを活用した最新の医療システムの試験運
災害時に高齢者や障害者ら弱者の命を救うための「避難行動要支援者名簿」に関する自治体アンケートでは、個人情報保護の壁で自治体が苦慮している姿が浮かび上がった。また救助された人たちが一時生活する「福祉避難所」は開設までに時間がかかり、障害者や高齢者への負担だけでなく、施設スタッフらの混乱も招いていた。1995年の阪神大震災や2011年の東日本大震災を経ても、災害弱者対策はまだまだ道半ばだ。(1面参照)【石川貴教、木村健二】 要支援者名簿を有効活用するには、消防機関や民生委員など避難を手助けする支援者に名簿情報を災害前に提供することが重要だ。提供には要援護者本人の同意を得るか、または条例で規定する必要がある。だが5割超の要援護者の事前提供ができない状況だ。本人同意を得る作業が膨大で、自治体の大きな負担になっていることが背景にある。 この記事は有料記事です。 残り2513文字(全文2881文字)
1月18日、日銀が全国各地の支店網を活用して各地域の雇用・賃金動向を調査したところ、人手不足感の強まりを背景に、都市部を中心に昨年を上回る賃上げ方針を示している企業があるものの、来年度の賃上げに向けた企業の動きは「現時点で勢いを増す状況とはなっていない」ことがわかった。写真は都内日銀本店前で昨年6月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai) [東京 18日 ロイター] - 日銀が全国各地の支店網を活用して各地域の雇用・賃金動向を調査したところ、人手不足感の強まりを背景に、都市部を中心に昨年を上回る賃上げ方針を示している企業があるものの、来年度の賃上げに向けた企業の動きは「現時点で勢いを増す状況とはなっていない」ことがわかった。特に地方の中小企業に慎重姿勢がみられる、という。
昨年11月に発足した全国フードバンク推進協議会(代表・米山けい子フードバンク山梨理事長)は、一般家庭などから食品を寄付してもらう「全国フードドライブキャンペーン」を31日まで行っている。同協議会として初の活動で、全国10団体が12〜1月のいずれかの時期に行う。 フードドライブは英語のフード(食べ物)とドライブ(運動)を合わせた言葉。一般家庭で余った食品を学校や職場、グループなどで集めてフードバンクに寄付してもらう。 全国組織が発足したものの、フードバンク活動の認知度がまだ低く、フードバンクが食品をどう確保するのかが課題となっている。こうした状況を受け、食品ロスや貧困支援への関心も高めてもらおうと、各地の団体が連携してキャンペーンを行うことにした。 この記事は有料記事です。 残り250文字(全文578文字)
『誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち』(黒川祥子/集英社) 突然ですが、電話番号に関するクイズをひとつ。緊急時にダイヤルする番号で、110番は、警察。119番は、火事と救急。118番は…海上事故の通報です。では「189番」は、何の番号でしょうか? 正解は、「児童相談所全国共通ダイヤル」。2015年7月1日に開設されたこの番号へ電話すると、日本全国どこからでも、近くの児童相談所へつながります。そして、この番号で主として受け付けているのが、児童虐待に関する通報です。 厚生労働省の発表によると、2013年度に起きた子どもの虐待死は、全国で63件。実に69もの幼い命が犠牲になっています。そして同年度、児童相談所が、虐待に関する相談に対応した件数というのは、7万件を超えています。これが示すところはつまり、死には至らなくとも、心身を傷めつけられている子どもたちが、何万人も居るということ
31日の「世界ハンセン病の日」に合わせ、日本財団は29日から東京、大阪、福岡の3カ所で、写真展『ハンセン病を考えることは、人間を考えること。』を開催する。同財団のフォトグラファー、富永夏子さんによるインドやブラジル、エジプトなど各地のハンセン病の実情を伝える写真など計75点を展示する。 ハンセン病は早期診断、早期治療により後遺症を残さずに治癒する病気。しかし、世界各地では病気に対する偏見のため家族から離されたり、就職の機会を失ったりといった差別が続く。富永さんは「周囲からの差別だけでなく、患者自身も病気を隠し、治療を受けるのが遅れるケースがある。ハンセン病が作る社会との見えない壁を写真展を通じて知ってほしい」と話している。 東京・丸の内オアゾ○○(おお)広場=29日~2月2日▽大阪ビジネスパーク・大阪ツイン21アトリウム=3月1~5日▽福岡・イムズプラザ=3月9~13日。入場無料。
りら創造芸術高等専修学校(紀美野町真国宮、山上範子校長)の生徒は本年度、今月24日に県立図書館メディア・アート・ホール(和歌山市西高松)で開かれる「講座と演劇で考える―STOP!デートDV・性暴力」(県男女共同参画センター主催)で披露する演劇「恋愛人形と7人の悪魔たち」の稽古に励んでいる。 これまで児童虐待防止、自殺防止などの啓発劇を手掛けてきた同校。昨年度は県薬務課と協働して危険薬物乱用防止啓発演劇を制作し、県内の中学校などで公演。同演劇は昨年6月に文科省の社会教育教材(青年向き)に選定された他、県内の全中学高校(特別支援学校含む)にDVDが配布された。 今回は同センターから依頼を受けて、カップル間で発生する暴力「デートDV」をテーマにした演劇を制作。昨年6月に同校教員の山上祐輝さんが脚本を作り、8月から有志生徒8人が稽古を重ねてきた。 演劇の舞台は、恋愛に失敗した人が集まる「恋愛地獄」
献花をする人が絶えないスキーバスが転落した事故現場=長野県軽井沢町で2016年1月17日、後藤由耶撮影 14人が死亡した長野県軽井沢町のスキーツアーバス転落事故で、県警と行政、NPO法人が、遺族や負傷者の精神的ストレスの軽減策を本格化させている。大学生の子どもを突然失った喪失感や、仲間と生死が分かれ、罪悪感のような悩みを抱えるケースが多く、それぞれの機関が試行錯誤を続けている。【滝川大貴、安藤いく子、安元久美子】 首都大学東京2年の男性(20)は事故2日後の17日に退院したが、一緒のツアーだった同じ大学の男子学生(19)を亡くし、「なぜ自分が生き残ったのか」と今も気持ちがふさいだままだ。
2016年1月17日 20時5分 by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 知らないと損をする「医療費を節約する6つのコツ」を紹介している 薬を院内処方してくれるクリニックは安くつく、薬はジェネリック薬にする 不要な一包化はさける、不要ならお薬手帳を断るなど 病気になったら病院にかからなければいけませんが、そのときに、思った以上にかさんでしまうのが費ですよね。 今回は、「医療費をできるだけ安くおさえたい!」というみなさんに、ちょっとした工夫で医療費をするコツをお教えします! 1.薬を院内処方してくれるクリニックは安くつく 医薬分業が進み、今の病院はほとんどが診察のみで、薬は調剤薬局で処方してもらうようになっていますよね。実は、この制度では2か所で料金を支払うことになるため、医療費がどうしても高くついてしまうのです! しかし、昔から開業している診療所では薬も処方しているところがあります
難病患者の社会的、経済的自立を支援するNPO「京都難病支援パッショーネ」(京都市右京区、上野山裕久理事長)が、ブログで啓発4コママンガを掲載している。半年間で約40本を公開し、反響の多さから「マンガは多くの人に難病の存在を知ってもらう有効な手段」と手応えを感じている。 啓発マンガは、ブログ「雨ニモ負ケズ病ニモ負ケズ」(http://blog.livedoor.jp/kyotopassione/)で昨年7月から連載を始めた。メニエール病や重症筋無力症などの病名を表題とした4コママンガと、楽しく分かりやすい補足解説が並ぶ。日常のちょっとした困ったこと、世の中に伝えたいこと、病気のことでの失敗談など、難病患者自身の身近な出来事が描かれている。 作品は、原作者16人と作画者9人の難病患者で作っている。難病を知らない人には興味を持ってもらえるように、難病患者には「分かる分かる」と共感してもらえるよう
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