5月20日から22日まで、競泳のジャパンオープンが行なわれた。最終日の22日、すべての競技が終わったあとには、リオ五輪に向けた壮行会が行なわれた。 壮行会は、ロンドン五輪の年のジャパンオープンでも実施された。そのときとの変化を目の当たりにして感じたことがあったので、書いておきたい。 まず、何が変化したのか。ロンドン五輪のときには、ロンドンオリンピック壮行会と銘打ち、競泳、シンクロナイズドスイミング、飛び込みの選手たちが一堂に会した。 今回は、オリンピックだけでなくパラリンピックもあわせてのリオデジャネイロ壮行会として実施された。 それは、4年前からの変化だった。 ただし、競泳、シンクロナイズドスイミング、飛び込み、ロンドンでは出場権を逃して参加しなかった水球男子代表が全選手の参加だったのに対し、パラリンピックの水泳日本代表選手は、計19名のうち、成田真由美と木村敬一の2名のみの参加にとどま
厚生労働省は、看護師や介護福祉士、保育士などの医療・福祉系人材の養成課程の一部を共通化する方針を固めた。2021年度ごろの移行を目指し、制度設計の検討に着手。別の資格を短期間で得て、職種の選択肢を広げられるようにすることで、人材の確保を狙う。 医療・福祉系の国家資格は現在、別々の養成課程が組まれている。この一部を共通化して「基礎課程」とし、その後に資格ごとの専門課程を経て国家資格を取る仕組みに改める方針だ。 介護福祉士や保育士は勤続年数を重ねても賃金が上がりにくく、人材不足や離職者を生む一因になっている。基礎課程の新設は、介護職員から看護師に転職するといった機会を広げる狙いがある。 例えば、現行制度では養成施設に2年通うなどの条件がある介護福祉士が新たに看護師の資格を取ろうとすると、改めて最低でも3年間、看護専門学校などに通わなければならない。新設する基礎課程は重複して履修する必要がなく、
派遣記者が見た熊本地震 4月29日から今月5日まで、熊本地震で大きな被害が出た熊本県益城町を取材した。そこで出会った、ある家族のことが今も気にかかる。 4月30日の夕方、益城町にある大型駐車場の一角。車の横に立ったテントのそばで女性と幼い女の子が座っていた。「お疲れのところ、すいません」と声をかけ、話を聞かせてほしいと頼んだ。女性はけげんそうに「何も話すことはありませんけど……」と答えた。「すいません」と私がその場を離れようとすると、女性は「もう疲れましたよ」とつぶやきながらも、少しずつ身の上を話してくれた。 女性は41歳。夫と長男(8)、長女(6)の4人で車中泊の避難生活を送っていた。 この記事は有料記事です。 残り819文字(全文1116文字)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く