がん患者を雇用するにあたり、不安や悩みがあるという企業が多くあります。休職や欠勤への対策、負荷のかけ方といったことなどについての相談先が少ないからです。がんとともに生きる時代と言われる一方、中小企業では3人に1人が退職をしている現実を改善するにはどうしたらいいのか、考えてみました。 ▼患者の9割が口頭などで治療概要を説明、企業も理解している ▼8割強の企業が「がん患者の雇用に関する不安や悩み」を抱えるが、相談窓口が無い ▼結果として3人に1人が退職をしているのが中小企業の実情 前回(http://www.asahi.com/articles/SDI201609096837.html)は、中小企業経営者が「がんと就労」という課題をどのように考えているのかについてまとめてみました。今回は、その中から、「がん患者さんを雇用したことがある」中小企業経営者50社の意見を報告します。 調査は、一般社団