「Excel方眼紙」という言葉を聞いたことはあるでしょう。Excelのワークシートを使って書類を作成する際、行と列の幅を極端に小さくして方眼紙のような見た目にする手法です。何が便利かというと、体裁の入り組んだ表を簡単に作れること。ここで言う「入り組んだ表」とは、ある欄は3列分、ある欄は5列分…などとマス目の大きさがまちまちで、単純な格子状にはなっていない表のことです。
矢沢 久雄 この講座では,様々な角度から文字コードの仕組みを解き明かしていきます。文字コードとは,文字を表すコード(本来数値でない情報を数値で表したもの)のことです。皆さんは,Webブラウザで表示した画面が文字化け(意味不明の文字が表示されること)した,という経験があるでしょう。文字化けは,Webブラウザ側で設定した文字コードと,Webページのファイルの文字コードの種類が違う場合に起こります。 文字コードのコード体系に,ASCII,JISコード,シフトJISコード,Unicode,EUCなどの種類があることをご存知でしょうか。具体的に分からなくても,名前だけは聞いたことがあるでしょう。文字コードの種類が異なれば,同じ文字を表す文字コードが異なり,それが文字化けの原因となるのです。ところが,文字化けに遭遇したら,それきり対処できない…という人が多いのではないでしょうか? そのような人にこそ読
プロジェクト・マネジメントのアンチパターンを徹底解説 プロジェクト・マネジメントにはセオリーがある。セオリーを知らずに,あるいは軽視して,失敗するプロマネは少なくない。現場でたたき上げたベテランの凄腕PMが,現場でプロマネがやってはいけないことを解説する。 関連サイト: ■メール編 ■やる気編 ■要件定義編 ■会議編 ■報連相編 ■協力会社対応編 ■品格編 ■課題管理編 ■変更管理編 ■コミュニケーション編 ■外注管理編 ■姿勢・資質編 ■計画&進捗管理編 ■品質編 ■姿勢編 理由無き要求は機能化してはいけない プロジェクト事務局を軽視してはいけない 過去の成功体験にとらわれてはいけない 自己研鑽を怠ってはならない 目的を忘れてはいけない ■プロジェクト完了編 完了条件をあいまいにしてはいけない 完了報告会を省いてはいけない 成功・失敗要因を不明確なままにしてはいけない フィードバックを忘
プロジェクトで危機的な状況に直面したとき、やってはいけないことが少なからずある。日経SYSTEMS5月号(4月26日発行)の特集記事「プロジェクトの危機 その時どうする」の取材では、このように感じる指摘を、ベテランのプロジェクトマネジャー(PM)から受けることができた。 特集記事で取り上げた危機的な状況には、「震災の影響によってプロジェクトが進められない」といったものに加えて、コストオーバーや納期遅延、品質の低下というものを含む。このとき、どのように対応すればよいかを、「人が足りない」「時間がない」「タスクが山積み」といった状況ごとに紹介している。 記者はこの特集の事例取材で、コストオーバーや納期遅れ、品質の低下といった危機的状況での対応を、主に担当した。これらの危機的な状況は、PMやリーダーが「順調に進んでいる」と思っている中で、急に判明することが少なくない。このとき、プロジェクトはかな
ITエンジニアにとって文書作成技術は欠かせません。日常のメールのやりとりにはじまり、要件定義書、機能仕様書、企画の提案書など、上司やチーム、顧客などに対して、文章でコミュニケーションをとる機会がとても多いからです。 連載『悪文と良文から学ぶロジカル・ライティング』では、論理的にわかりやすい文章を書くノウハウを伝授しています。ITエンジニアが日常的に用いるであろう文章を例に使い、どこが悪くてどう直せばいいのかといったポイントをわかりやすく解説しています。実践すれば、誰でもすぐにわかりやすい文書が書けるようになるはずです。 オリエンテーション ITエンジニアにとって「書く技術」とは? 文書の全体構成を組み立てられるようにする 内容を大きく分けて項目を立てる 適切な順番で項目を並べる 話の階層をそろえる 文章表現の基本ルールをマスターする 主語と述語を対応させる 修飾語と被修飾語をはっきりさせる
LEDを光源に使う直管形LEDランプについて,日本電球工業会(JELMA)は2010年10月8日に規格「L形口金付直管形LEDランプシステム(一般照明用)」(JEL801:2010)を制定した。オフィス・ビルなどで一般的に使われる直管形蛍光ランプの代替として,直管形LEDランプへの期待が膨らんでいる。韓国製などの日本で販売される直管形LEDランプはあったが,取り扱うのは中小企業が中心であり,規格がないために主要なランプ・メーカーは製品投入に二の足を踏んでいた。今回,規格が制定されたことで,直管形LEDランプの普及に弾みがつきそうだ(Tech-On!関連記事)。 直管形LEDランプについては,ランプの互換性や明るさ,重さ,安全性などを課題とする声があった。今回の規格は,こうした不安要素を払拭するための内容を盛り込んでいるという。JELMAの専務理事である武内徹二氏と技術部長である八木敏治氏に
経営者にとって、情報システムは頭痛の種になりがちだ。業務に必須だが投資に見合った効果が出るとは限らない。ほかの設備投資に比べて専門的で難解でもある。 野村総合研究所で約20年間勤務した後に、人材派遣大手スタッフサービスのCIO(最高情報責任者)を務め急成長を支えた著者が、ベンダーとユーザー両方の視点から、“システム屋”の思考回路と、上手な付き合い方を説く。 前回(第27回)で登場したインド人の“システム屋”経営者の言葉をもう1つ紹介したいと思います。彼から「日本企業向けの仕事はもうやりたくない」と言われたことがあります。英語力の問題ではなく、日本人はそもそもシステム開発に向いていないというのが彼の主張です。 これを聞いた私は、その場では苦笑するほかありませんでしたが、日本人の“システム屋”として悔しいという感情が残りました。しかし今ようやく、この意見には反論が可能だという思いに至りました。
怖い話を聞いた。某大メーカーの幹部が雑誌をパラパラとめくっていたら、大口取引先であるメーカーの広告が載っていた。さっそくその幹部はそのメーカーを訪ね、「いやあ結構なことですな、このご時勢に広告をお出しになる余裕があって」と皮肉ったらしい。そう言われた中堅メーカーでは即日、広告出稿を停止したという。 業績不振で広告宣伝費を大幅に削減している大手メーカーの心証を悪くしたくないという配慮であろう。「余裕があるとみられたら、必ずや厳しく値下げを求められる」という現実的な理由もある。とにもかくにも、大切な顧客に「余裕がある」と見られてはならないのである。 かく言う私だって、上の人から「みんな忙しそうなのに、君は余裕だねぇ」などと言われたら、その瞬間からものすごく忙しそうなフリをして「いやぁ、ヘラヘラしているように見えるかもしれませんが実はすごく大変なんでして」とか、思いつく限りの悲壮ネタを披露するこ
Windows 2000/XPを搭載したパソコンが突然起動しなくなったら,どうすればいいだろうか。もちろん,Windows 2000/XPが起動するまでにはたくさんの段階を踏んでいるので,原因や復旧策を一言で表すことなど不可能だ。こういうときに役立つのは,ブート・プロセスに関する基礎知識である。どうやってWindowsが起動しているのかを知れば,トラブルの原因や対処法も見当が付くはずである。 パソコンの電源を入れれば,Windowsが起動(ブート)する。この極めて当たり前と思われる動作の中にも,実は複雑な処理が多数潜んでいる。例えば,あなたのWindowsパソコンが突然起動しなくなったとしよう(図1)。あなたはその原因の目星を付けられるだろうか? ブートに関するトラブルは案外多い。パソコンへの衝撃やハードディスク(HDD)の動作不良によってブートに必要なファイルが破損したり,ウイルスによっ
前回は,坂本に“仕事に役立つ7つの科目”について説明しました。坂本は,はじめての部下である藤井と揉めていました。その理由は,藤井の文書力に関することでした。 坂本は,藤井の書いた文書は「分かりにくく,バランスが悪い」と指摘しましたが,藤井はそれを受け入れず,坂本に反感を持ちました。藤井も坂本も負けん気が強いので,次第に2人の雰囲気は悪くなっていきました。 そこで,私は坂本を呼んで話を聞き,彼に 「部下にはもっと具体的に課題を指摘し,納得してもらえるように論理的に説明しなくてはならない」 「上司と部下は仕事が上手くいくようなルールを共有化しなくてはらない」 「上司は“仕事に役立つ科目”を体系化し,それを部下に責任を持って伝えなければならない」 という話をし,坂本に上司の役割,責任についてアドバイスしたのです。 さて,今回は,藤井の文書をどう添削していけばよいかを坂本に教えた際のエピソードを紹
この記事は,日経ソフトウエア 1999年10月号に掲載したものです。それ以降の情報が盛り込まれていませんので,現在とは異なる場合があります。 文字コード規格の基礎を手早く理解したい場合などにお役立てください。 文字コードは間違いなく情報を交換するための「決まりごと」なので,正確を期すため厳密な仕様が規定されている。だが,その仕様そのものを実装するプログラムを作る場合を除けば,プログラマが仕様の詳細を隅々まで理解している必要はない。六法全書を読んでいなくても問題なく普段の生活ができるようなものだ。 ここでは,通常のプログラミングをするうえで必要と思われる範囲のことを,なるべく簡潔に説明したい。「半角カナ」のような呼び名は正確さを欠くものだが,多くの人に伝わりやすいので説明の中でも使っていく。説明を簡略化するため「正確な仕様を知りたいときは規格書そのものを必ず参照してほしい」と書きたいところだ
オブジェクト指向はしばしば,とっつきづらく難しい技術と言われます。その理由の一つには,対象とする分野が広く,それぞれに深みがあることが挙げられます。しかし,それ以上にこの技術を難しくしている落とし穴とも言うべき原因が二つあると筆者は考えています。それは比喩を乱用する説明の仕方の問題と,「もの中心」を意味するコンセプト自体の問題です。 そこで本特集では,「オブジェクト指向という言葉をよく聞くけど,実際どんなものかよくわからない」という方のために,初心者/入門者が陥りやすい落とし穴を明確にしながら,オブジェクト指向の全体像を説明します。余計な先入観やまぎらわしいたとえ話に惑わされなければ,オブジェクト指向そのものはそれほど難しい技術ではないことを理解していただきたいと思います。なお,オブジェクト指向プログラミング,デザインパターン,分析/設計といった個々の技術については特集2以降でそれぞれ解説
このパートでは,プログラミングを勉強するうえで欠かせないアルゴリズムの中でも定番中の定番を紹介します。ソート(並べ替え)やサーチ(検索)などの機能は今では標準のライブラリとして提供されています。実用的なプログラムを作るときにそのものずばりをいちいち書く機会は少ないかもしれません。しかし定番のアルゴリズムは,様々に形を変えて普段のプログラミングに登場します。 解説を読んで仕組みがわかったら,ぜひそれをプログラムにしてみてください。読んだだけではプログラムを書けるようにはなりませんし,プログラムを書いてみて初めて,実は十分に理解できていなかったと気付くことがよくあります。しかもアルゴリズムは特定のプログラミング言語に依存しないので,一度身に付ければ,後でどんな言語を学ぶ場合でも役に立ちます。 1番目から6番目まではソートのアルゴリズム,7番目から9番目まではサーチのアルゴリズムです。一つひとつ
Webの全体像を効率よく取り込み,分類する 「YSTのシステムは大まかに三つの機能に分かれます(図2)。最初は世界中のWebページをYSTのシステムに取り込む『クローリング(crawling)』という機能です」(Yahoo! JAPAN,リスティング事業部 検索企画室の宮崎光世氏,以下同)。 取り込むと簡単に言っても,Webページの数は膨大なうえ,更新の頻度や情報の質などがまちまちです。すべてのページに同じようにアクセスしていると非効率なことこの上ありません。そこで,限られた時間で質の良い検索ができるようにするための工夫をしています。例えば,クローリングを繰り返すうちに頻繁に更新されることがわかったページは短いサイクルでチェックし,ほとんど更新のないページはチェックの頻度を落とす,といったことをしているそうです。 ただ,更新の頻度が単に高いだけではダメです。重要性が高いと考えられるWebサ
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