Adobeは10月27日(米国時間)、独自開発の新フォント「ヒグミン」をリリースした。ヒグミンは同社のタイプチームが、画家のヒグチユウコ氏とコラボレーションして作成した日本語フォントで、ヒグチ氏が作品の中で使用している個性的な手書き文字がベースとなっている。フォントサービスの「Adobe Fonts」を通じて配布されており、Adobe Creative Cloudのメンバー(無償メンバーシップでも可)であれば無料で使用することができる。 ヒグミン | Adobe Fonts 独特の世界観を表現した「ヒグミン」フォント 「ヒグミン」フォントは、一目見ればそれと分かる独特の形をしている。うねった線、長く伸びたヒゲ、筆と墨で描いたようなにじみなど、ほかのフォントでは見られない実にユニークな文字である。ヒグチユウコ氏の世界観がよく現れており、フォントというよりもイラストの一種のように見える。 文字
能は「引き算の芸術」「動かざる芸術」とも言われる。人間の葛藤、喜怒哀楽の本質を研ぎすまし、これ以上は省略できないほど簡素な所作で表現する、極めて抽象的で象徴的な芸術だからである。舞台には幕さえなく、およそ6メートル四方の舞台空間と橋掛[はしがか]り、そして舞台の奥の鏡板[かがみいた]に描かれた老い松が背景にあるのみで、演者の姿だけが浮かび上がる。時間と場所にとらわれず、一切が面[おもて]をかけた演者の動きだけでその人物と物語が描かれるのだ。 故に、能は「観る人の想像力に委ねられている」と話すのは、金剛流26世宗家、金剛永謹[ひさのり]氏。大和猿楽四座の坂戸座を祖とし、現在五流あるシテ方の中で唯一、京都を拠点にする流派である。華麗で躍動的な芸風から「舞金剛」、また京の雅さと優美さを備えて「京金剛」、さらに貴重な面や装束を多く所蔵していることから「面金剛」とも形容されている。 「羽衣」。羽衣伝
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