予算を40億円超過 大学院大 評価委「ずさんな執行」 政治 2010年2月17日 09時58分(10時間43分前に更新) 【東京】政府の独立行政法人評価委員会の沖縄科学技術研究基盤整備機構(OIST)分科会が16日、都内であり、同機構が進める大学院大学の施設整備費が大幅な仕様変更に伴い、当初予算額を約40億円も超過したことが明らかになった。委員からは再発防止に向けた早急な内部体制の強化を促す厳しい意見が相次いだ。 会合に出席した同機構のロバート・バックマン理事が予算執行について説明。同機構の施設整備費のうち、第1研究棟と管理棟の施設整備費補助金として138億円が確保されていたが、主任研究者から研究環境の充実を理由に仕様変更の要望が相次ぎ、十分な精査をすることなく受け入れたことで約40億円の予算超過につながったと釈明した。 バックマン理事は、機構全体で予算執行に対する認識が不十分だったことを