福島県いわき市出身。東京大薬学部。2003年から現職。シンポでは「地球の体温、私の体温」と題して講演する。 さまざまな動物や昆虫の体温が種によって違うのはなぜか。そんな疑問を分子生物学の手法で解明しようと、ショウジョウバエを使った研究を続けています。 研究者としての基礎が作られたのが、薬学部の研究生時代に体験した米テキサス州・ベイラー医科大での2年間の留学です。以前からやりたかった、生命現象の基本となる免疫研究に取り組むことができました。 小さな研究室で教授の論文指導を受け、活発な議論ができました。教授は専門分野以外でも幅広い知識を持っていて、視野を広げてくれました。 今でも思い出すのが、亡くなった世界的な研究者、元神戸大学長の西塚泰美さんと電話で話している時に「外国の研究者は見識が広い。毎月外国に行きなさい」と言われたことです。1996年頃でした。実行できませんでしたが、その後、物理、化