バングラデシュの子供たちに手作り望遠鏡をプレゼントしようと、茨城県立並木中等教育学校(つくば市並木)の科学研究部有志が望遠鏡を製作した。近くNPO法人を通じてバングラデシュに届けられる。生徒らは「貧しさで十分な教育を受けられない子供たちに自分たちが作った望遠鏡で天体観測をしてもらい、科学に興味を持つきっかけにしてほしい」と期待している。 望遠鏡製作は、バングラデシュと交流があるNPO法人関係者から依頼を受けたことがきっかけ。顧問の斎藤利仁教諭と土浦三高の岡村典夫教諭の指導を受け、2日間で長さ約30センチの望遠鏡20台を完成させた。 望遠鏡の筒は配水管などに使用される塩化ビニールパイプを購入。パイプを電動ノコギリで30センチに切断、筒の内部を紙ヤスリで磨いて黒い塗料を塗り、直径約4センチのレンズと接眼レンズを取り付けた。 斎藤教諭は「構造は単純だがレンズと筒の間に黒いフェルトを挟み込み、レン