東日本大震災の被災地の医師不足を解消しようと、東北に1校新設が予定されている医学部について、文部科学省の有識者会議は、仙台市の「東北薬科大学」を運営する学校法人の構想を選定する方針を固めたことが分かりました。 東北地方に新設される予定の医学部は、国の基本方針に沿って1校だけを選ぶことになっていて、宮城県と、仙台市の東北薬科大学を運営する学校法人、それに福島県郡山市の総合南東北病院を運営する財団法人の、合わせて3つの機関が医学部の設置を目指して構想を提出しています。 文部科学省の有識者会議は、これまで4回の会議を開き、3つの構想を審査してきました。 その結果、東北薬科大学を運営する学校法人が、大学名を「東北医科薬科大学」に変えて設置するとしている医学部が「地域のニーズに対応した教育を行うこと」など、3つの点で国の基本方針に沿っているとして評価されました。 ただ、「将来の医師の需給について定員