<リメイクと舐めていた> 前に観たことのある韓国映画のリメイクと舐めてたけど、ただのリメイクに終わらせず、隙あらば本家を食いに行く気概と工夫を随所に感じさせてもらって最高でした。 現在、日本では殺人事件での時効が廃止されているのを、さらっと無視した感じかと思って気軽に観ていたら、がっつり「ロジック」を組んできていて一気に引き込まれた。ストーリーにも基本的に突っ込みどころはなくて、さすが監督自身が30稿以上練りに練り直したという脚本だ。 当時のニュース映像や現代のSNSサービスはあえて許可を取り実物を使ったというとおり、時代を行き来する構成で重要な、当時の風景や美術の再現の徹底ぶりも素晴らしく、「リアリティの追求が作品満足度の高さへ寄与する」ということを改めて教えてもらった。あとプロジェクションマッピングを使った記者会見などある意味現実を超えた映画らしい虚構も見せてもらい満足。 リアリティっ