ソフトウェア開発のメタファーはいろいろある。建築、などと対比されることが結構多い。 ここでは、ラグビーで得点する、という活動と対比してみたい。敵の動きはあらかじめ計算できない。監督は試合が始まったら声をかけたりサインを出したりするが、基本的に現場で判断が起こる。つまり、「計画して忠実に実行する」という考え方では得点できない。 野中郁次郎先生が、"The New New Product Development Games"という論文で、製品開発の「知識創造活動」をSCRUMという形で定式化した。これが、アジャイル開発の1つの起源になっている。SECIモデルの知識創造が、現場で起こっており、それを支援するプロセスとして製品開発をモデル化している。 ただ、すべてのソフトウェア開発がこのような「動的な」ものだ、というつもりはない。ものによっては、「計画してその通り実行」というモデルに近いものもある
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