先日の日経紙面でイオンが「脱・総合」を目指すと報道されていました。 これまでの全国一律から、地域性や専門性を意識した店舗展開をするそうです。 1758年に、太物・小間物商を四日市で創業。 高度経済成長の波に乗って、日本を代表する流通業になりました。 すごく歴史のある企業ですね。 でも、調子が悪い。 今日は、イオンの事例から、商売の行方を考えたいと思います。 モノを並べる商売が限界にきている 先日、友人がイオンに行った時の感想をFacebookに上げていました。 「品揃えは豊富だが、欲しいモノがない」 これが象徴していると思いました。 今の生活者は欲しいモノがない、だから「モノを揃える」というビジネスモデルに限界が来ているのだと考えています。 日本の高度経済成長を支えてきた流通業の限界です。 実は欲しいモノがないのではなく、正確には「欲しいモノが分からない」のだと思います。 昨年末、娘に「ク