インドの最高裁判所はイスラム社会で夫から妻に一方的に離婚を突きつけることができる制度が憲法違反であるとの判断を示し、インド政府が歓迎する声明を出す一方、イスラム教の指導者などからは反発の声も上がっています。 この制度をめぐって、イスラム教徒の夫から手紙で「離婚する」と3度にわたって伝えられ、強制的に離婚させられた女性が制度は法の下の平等に反するとして裁判を起こし、インドの最高裁判所は22日、制度は憲法違反だという判断を示しました。 インドは人口の8割近くを占めるヒンドゥー教徒が主導する国で、インド政府は少数派のイスラム教徒の間で続いているこうした制度に対し、否定的な姿勢を取っています。 最高裁の判断についてインド政府は「われわれはイスラム教徒の女性の味方だ。これは宗教とは関係なく、女性の尊厳の問題だ」として、歓迎する声明を出しました。 一方、インド国内のイスラム教の指導者などからは「われわ
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