多分、アカデミズム外の人には馴染みがない話なので誤解があると思うんだけど、今話題になっているケースのポイントは「日本学術振興会SPD」、「日本学術振興会賞」、「日本学士院学術奨励賞」という、全分野共通で若手研究者が獲得できる最高位の評価を三つも取っている研究者ということね。 そういう人でも(分野が悪いという面はあるわけだけど)職がなくて貧困に落ち込むということな訳です。 なので、大半の研究者は「そんなに優秀な人でもそうなるなら、それほどの評価を受けたこともない自分がいつそうなっても全然おかしくない」とブルってるわけ。 研究者なら誰でも職が保証されるべきだ、という話ではない。