昨今、auのCM「三太郎」の、それぞれの昔話のあらすじを説明できる子は少ないのではなかろうか。 少なくともウチの子らは「浦島太郎」あたりはとても怪しい。 そんな中、昔話絵本(民話絵本)というのは文字通り「昔話」を「絵本」にしたもので、今日では昔話に直接触れることができる数少ない媒体になっているように思う。 ただ、題材となる昔話によっては伝承の分布が広範囲であったり、採集(伝承者から話を聞き取ること)例が多数だったりする場合があり、その結果、おなじ昔話でもあらすじやオチが作品ごとにずいぶんと違ったりする。 そこに加えて「再話」というレイヤーも被るので、細かい部分では更に違ってくることもしばしばだ。 「浦島太郎」なんかは特にそうで、「正しいストーリー」があるようで無い。 玉手箱あけた瞬間即死みたいなパターンもあったりする。 で、そもそもこの「昔話における再話」とはどういうことなのか? 『絵本を
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