富山県や市町村の選管は、今夏の参院選の準備に向け、経費削減に頭を悩ませている。昨年行われた政府の事業仕分けで、国の予算が2007年の参院選より約2割削減されたためだ。 各選管は、投票所に配置する職員を減らしたり、シルバー人材センターなどの活用で人件費を削ったりして、節約作戦に知恵を絞る日々だ。 「正直、お手上げ状態。どこから削ればいいのか……」。富山市選管の職員は、ため息をつく。 同市は当初予算に経費1億3800万円を計上していた。ところが、事業仕分けの結果、約4000万円ダウンの9780万円に。全額が国から交付されるものの、予算額を上回らないよう、開票所や投票所に配置する人員を延べ約160人減らす必要に迫られる。このため、シルバー人材センターや大学生のアルバイトを利用してやりくりすることにしたが、不慣れなため、開票が延びる恐れもある。 さらに、国会会期の延長が検討され、投開票が当初見込み
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