原子力規制委員会が、鹿児島県にある川内原子力発電所の審査書案を了承したことについて、電力各社で作る電気事業連合会の八木誠会長は、早期の運転再開に期待感を示すとともに、国に対しては、運転再開の必要性を国民に説明することを求めたいという考えを示しました。 川内原発を巡っては、16日、原子力規制委員会が、九州電力の安全対策が事実上、審査に合格したことを示す審査書の案を了承しています。 これについて電気事業連合会の八木会長は、18日、都内で開かれた記者会見で、「業界全体にとって大変意義深い。地元の皆様にもしっかりと説明しながら、1日も早い運転再開につながっていくことを期待している」と述べました。 そのうえで八木会長は、「国は、エネルギー基本計画の中で、規制基準に適合した原発の運転再開を進めるという方針を打ち出している。このため国は、川内原発の運転再開の必要性を国民に説明していただきたい」と述べまし