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手旗を振って大会関係者を歓迎するボランティアら=神奈川県藤沢市で2021年7月31日午前8時36分、井口慎太郎撮影 報酬なしで五輪を支えるボランティアは「大会の顔」とも呼ばれる。大半の会場が無観客となった東京オリンピックでも多くの人たちが与えられた役割を果たそうとしているものの、その表情は決して明るいものではない。 7月31日朝、セーリング会場である江の島ヨットハーバー(神奈川県藤沢市)の沿道にそろいの青いポロシャツを着た人たちが並んだ。選手を応援する横断幕を掲げ、関係者を乗せた車が通るたびに元気いっぱいに手旗を振った。 集まったのは市に登録したボランティアたちだ。無観客で観客誘導の役割がなくなり、市が苦肉の策で思いついたのが沿道からの応援だった。「モチベーションは下がるけど活動できたのは良い思い出になる」と同市の会社員、清水利史(さとし)さん(52)は前向きに受け止めている。 東京都の女
東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は1日の記者会見で、新型コロナウイルス対策の規則集「プレーブック」に違反したとして、7月31日までに関係者6人に大会参加資格証の剥奪処分をしたと発表した。観光目的で外出したジョージアの柔道男子の銀メダリスト2人と麻薬取締法違反容疑で逮捕された海外…
山梨県教育委員会幹部らが今月25日、教育関係者ら計12人前後で昼食付きのゴルフをしていたことが、県教委などへの取材で明らかになった。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため長崎幸太郎知事は県民に、大人数での会食などを控えるよう要請しているが、参加した幹部は「東京オリンピックが感染対策を徹底して実施されている。対策すれば、同じスポーツのゴルフも開催していいのではと判断した」と釈明した。 県教委によると、保健体育課長や中北教育事務所の副所長ら職員3人と教員OBらは25日に県内のゴルフ場で午前8時半から約1時間の昼食を挟んで、午後2時半ごろまでプレーした。マスクや手指消毒、検温をし、食事も会話中はマスクを着用する「マスク会食」を徹底させたという。
記者会見する東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長(中央)=東京都江東区で2021年7月22日午後0時5分、久保玲撮影 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は22日、開会式(23日)の演出担当を務めてきた元お笑い芸人の小林賢太郎氏(48)が過去にユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)をコントの題材にしていたとして、解任した。東京都内で記者会見した組織委の橋本聖子会長は「開会式が目前に迫る中、このような事態になり、多くの関係者、国民、都民の皆様にご心配をお掛けしたことを深くおわび申し上げる」と謝罪した。 橋本氏は予定していた大会前日の記者会見で、報道陣の質問に応じた。小林氏は組織委員の開閉会式の制作・演出チームで「ショーディレクター」を務めていた。 橋本氏と組織委の武藤敏郎事務総長は会見での発言は次の通り。 ◇ ◆橋本氏 あすの開会式(の扱い)は現在検討中。早急に結論を出したい
銅製で側面に木材が使用された高尾山の山頂に設置された五輪シンボルのモニュメント=東京都八王子市で、小川昌宏撮影 東京オリンピックの開幕まで残り4日と迫った19日、開会式で楽曲を担当するミュージシャンの小山田圭吾氏(52)が辞任した。開幕直前の辞任劇に、大会関係者や有識者、街の人からは厳しい声が聞かれた。 小山田氏の辞任は、3月の演出総合統括者に続き、大会理念に反する言動が原因だった。 東京五輪はビジョンの一つに「多様性と調和」を掲げ、大会関係者は「オリパラ一体」と繰り返してきた。小山田氏が障害者とみられる同級生2人をいじめていたことはこの理念に反する。19日に記者会見した大会組織委員会の中村英正・大会開催統括は、いじめについて触れた過去のインタビューについて「(誰も)そういうことは聞いていなかった」と釈明した。 組織委関係者は「人間として許しがたく辞任は仕方ない。開幕直前までいろいろなこと
2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、元法相で元衆院議員の河井克行被告(58)=1審で実刑判決、控訴中=と、妻の案里元参院議員(47)=1審で有罪確定=から現金を受け取ったとされる地方議員ら100人について、東京地検特捜部は全員を不起訴処分とする方向で調整を始めた。公職選挙法違反(被買収)容疑で刑事告発されていたが、無理やり現金を渡されるなどしており、刑事責任を問うほど悪質性は高くないと判断した模様だ。上級庁と協議して最終決定する。 克行元議員の1審判決によると、19年3~8月、地方議員や首長ら44人、後援会関係者50人、選挙スタッフ6人が案里元議員の票をとりまとめる趣旨で現金を受け取った。最高額は、亀井静香・元金融担当相の元公設秘書の300万円で、次いで元広島県議会議長の奥原信也県議(78)の200万円。1人当たり10万~20万円が多く、最も少ない人で5万円だった。
世論に押され、東京オリンピックは無観客となるのか。開会式では観客の上限1万人のほかに大会関係者らが入場できる別枠が用意されるという。その「別枠」なるものを嫌うベストセラー作家がいる。赤川次郎さん(73)は五輪の開催に納得できず、思い余って朝日新聞の読者投稿欄に一文を寄せた。さっそく赤川さんと会う約束をした。 6月6日の朝日新聞朝刊。くだんの紙面を開くと、<赤川次郎>の名前で<五輪中止 それしか道はない>とあった。一瞬、ご本人かどうかといぶかしんだが、職業は作家というから間違いない。だが、赤川さんなら紙面をもらって寄稿することだってできたのでは。まずはそう聞いてみた。「特別な立場ではなく、一市民としての意見を載せたかったということです。この欄なら、頼まれたのでなく自分から進んで書いたことが一目で分かりますから」。掲載翌日から、知り合いに会う度に「見たよ」と声を掛けられた。「勇気があるね、とも
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