自民党の1~3回生議員が立ち上げた「党風一新の会」が、総裁選(17日告示、29日投開票)を巡り、“派閥一任”の意思決定に猛反発している。安倍政権下で当選してきた安倍チルドレンの反乱に、“生みの親”は慌てているようだ。 *こちらの関連の【動画】をご覧いただけます。 …
自民党の1~3回生議員が立ち上げた「党風一新の会」が、総裁選(17日告示、29日投開票)を巡り、“派閥一任”の意思決定に猛反発している。安倍政権下で当選してきた安倍チルドレンの反乱に、“生みの親”は慌てているようだ。 *こちらの関連の【動画】をご覧いただけます。 …
<これではコロナ禍を防ぐことは期待できない> 政府が「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」の追加・延長を決めた17日夜。終わりの見えないコロナ禍に国民が苛立ちを覚える中、ネット上で一時、怒りと呆れの声であふれたのが、首相官邸で会見した菅首相の発言に対してだった。というのも、菅首相はこの日も用意された原稿を読み飛ばしたり、言い間違えたりする場面が度々みられたからだ。 「タリバンの首都、カブール…」 「カニ政権は機能しなくなり…今後の情熱は、依然として不透明であります」 「感染拡大を最優先にしながら…」 菅首相は囲み取材でも「人流」を「人口」と言うなど、誤りが目立ち、ネット上では<まずは一度、原稿の中身を自分で理解してから発表するべき><読み間違えや疲れているというレベルじゃない><AIスピーカーの方がまだマシなのでは>などと大炎上したのだ。 コロナ対策を求める野党は臨時国会を開くよう強く
開催機運が高まらないまま、東京五輪の開会式が4日後に迫り、各国代表団の来日がピークを迎えている。本番が近づくにつれ、大会関係者の新型コロナウイルス感染者数も増加。18日は選手村に滞在中の選手2人の陽性も初めて判明した。組織委員会は「プライバシー」をタテに詳細情報をひた隠しにしたが、南アフリカスポーツ連盟・オリンピック委員会(SASCOC)が自国関係者だと発表するや、追認する大マヌケぶり。水際対策はザル、情報は隠蔽。世界に恥をさらす狂気の祭典になること請け合いだ。 ◇ ◇ ◇ 海外メディアの報道を受けてSASCOCは18日の夜、選手村入りしたサッカー男子選手2人と関係者1人の感染を発表。南ア代表は22日の1次リーグ初戦(東京・味の素スタジアム)で日本代表と対戦する。昼間の会見で組織委はこの3人が「同じ国、同じ競技」としか説明せず、国名、年齢、性別などを含め、詳細を明かさなかった。ところが
開催まで2週間を切った東京五輪が、ほとんどの会場で「無観客」となり、大混乱を招いている。ここへきて不満を募らせているのは、全81社からなるスポンサー企業だ。一度は「有観客」が決まったのにハシゴを外され、高額なスポンサー料にもかかわらず、商売上がったり。それどころか“ぼったくり男爵”の横暴で「五輪ブランド」が失墜し、もはやマイナスにしかならない。さすがにスポンサーからは怒りの声が上がっている。 ◇ ◇ ◇ 「3オン3バスケなどの会場『青海アーバンスポーツパーク』付近に設置されているスポンサー企業のPRパビリオンが“無用の長物”になっている」 ある大会関係者から日刊ゲンダイにこんな情報が寄せられた。パビリオンは大会期間中に一般客にも公開予定だったが、無観客が決まり、複数企業が一般公開を中止した。そこで12日、日刊ゲンダイ記者は現場を訪問。祝祭感からは程遠いドンヨリとした空気が漂っていたのは
またゲーム頼みか。東京五輪の主会場、国立競技場は開催リハーサルの最中。音響は午前0時、照明・映像は朝午前5時までチェックするというからムチャクチャだが、会場に屋根はない。おかげで周辺に音や光がダダ漏れ。さぞや迷惑であろう近隣住民から気になる情報が寄せられた。 ■国立競技場から聞こえるおなじみのメロディー 「去る日曜の夜8時すぎ。競技場から聞き覚えのある2曲が連続して流れてきました。クラシック調の荘厳なアレンジでしたが、50代以下なら誰もが知るフレーズです」 その正体はゲームミュージック。本番前に具体名を出すのはヤボなので伏せておくが、今なお続編が待ち望まれる国民的人気ゲーム2タイトルを象徴するメロディーだ。 五輪の開閉会式は国立競技場で行う。ただ、演出総合統括だったクリエーティブディレクターの佐々木宏氏が今年3月、辞任。タレントの容姿侮蔑演出案を週刊文春に暴かれたのは記憶に新しい。その後も
18日に記者会見し、東京五輪の観客数上限を1万人とすることに意欲を示した組織委員会の橋本聖子会長(56)。会見に先立ち、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(72)から「無観客での開催が望ましい」との提言を受けたが、「見たいという観客の方がいる限り、できるだけのリスク払拭を探るのも組織委の仕事」と強調した。 取ってつけたように、「状況が変わったときには無観客も覚悟しないといけない」と言ったものの、政府も組織委も有観客での開催に突き進んでいるのが実状だ。その根拠とするのが、この日の会見でも壊れたレコーダーのように繰り返された「安心安全」だが、その「安心安全」とはどういう状況を指すのか。会見で日刊ゲンダイ記者が改めて橋本会長に聞いたところ……。 ――橋本会長にとっての「安心安全」とはなんですか? 以下がその答えだ。 「やはり今まで海外の方からアスリート、関係者、メディア、スポン
また五輪の“特権扱い”が発覚した。東京五輪で初採用されたサーフィン競技の会場(千葉県・釣ケ崎海岸サーフィンビーチ)で、チケットを保有する観客は酒を飲みながら音楽ライブを楽しめる「野外フェス」に参加できることが分かった。国民は五輪開催のために自粛を強いられるというのに、観客は会場で「ドンチャン騒ぎ」とは、とても理解しがたい“格差”だ。 サーフィン競技は7月25日から8月1日の間の4日間で実施される。「自然の海で行われるサーフィンは、悪天候だったり天気が良すぎて波が立たないと競技が成立しないため、あらかじめ日程に余裕を持たせている」(大会関係者)という。 この8日間にわたる競技期間中、会場で毎日開催されるのが、「オリンピックサーフィンフェスティバル」だ。観客は競技を観戦しながら、音楽ライブや出店による飲食販売などを通じ、サーフィンカルチャーに触れることができるという。チケットは1日単位の販売で
東京五輪組織委員会会長の森元首相が8日、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が近く来日すると明かした。15~18日の日程で訪れ、コーツ副会長も同行する。16日からの3日間、IOCは組織委と会議を開催。その場でいよいよ、来夏の東京五輪の「中止」を正式決定する可能性がある。 もともと「バッハ来日」が報じられたのは10月中旬。当時は「菅新首相と会談」「準備を進める方針を確認する」と挨拶程度の話だったが、「コーツ副会長も来日」「3日間にわたる会議開催」と大変化だ。 IOCは9月24、25日に森や小池都知事、萩生田文科相らとの調整委員会をリモートで開いた。ところが今回は、わざわざ来日して“密”な会議を開くとは、ただ事ではない。 東京五輪に関し、「ブラックボランティア」の著書がある作家の本間龍氏はこう言う。 「コーツ副会長まで伴って、3日間も協議するとは極めて異例です。『中止』が議題に上がるの
“官邸の守護神”として知られた東京高検の黒川検事長が辞表を出したが、安倍官邸は新たな守護神を早晩、検察トップに就けようと画策しているという。 その最右翼が辻裕教法務事務次官(58)だ。灘高から東大法のエリートで、昨年、黒川氏の後任として事務次官に就いた。 「2011…
こりゃ安倍政権のヨイショ報道があふれ返るのもムリない。大新聞・テレビの上層部が安倍首相としょっちゅうゴルフしたり、酒を飲んだりして籠絡されているのは有名な話だが、下っ端の記者まで官邸とズブズブになってしまっている。 昨年12月25日の首相動静を見ると、〈6時3分、内閣記…
元経産官僚・古賀茂明氏の「報道ステーション」降板劇は、安倍政権のメディアに対する「圧力」の存在を視聴者にもまざまざと知らしめることとなった。「誰かが異議を唱えなければファシズムが広がってしまう」――。世界的に著名なこの劇作家の平田オリザ氏(52)も、こうした危機感を抱くひとりだ… この記事は有料会員限定です。 日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。 (残り3,387文字/全文3,527文字) ログインして読む 初回登録は初月110円でお試し頂けます。
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