外務省は、イラクでクルド自治政府当局から拘束を解かれた日本人のフリージャーナリスト・常岡浩介さんが、イラクの出国にあたって、旅券を返納したことを明らかにしました。 外務省は、常岡さんがISと関わりがあるという疑いで自治政府当局から取り調べを受け、国外退去処分となったことなどから、旅券の返納を促していたということです。 常岡さんは、イラクを出国するにあたって、これに応じて旅券を返納し、現地の日本大使館が発行した渡航書で日本に向かっているということです。 外務省旅券課は、「国外退去という厳しい処分を受けた一方、渡航の自由もあり、慎重な判断を要する事案だと考えていたが、常岡さんから返納の申し出があった」と話しています。