SpringやSeasar2などの軽量なフレームワークが登場し、POJO、DI、AOPという考え方が今ではすっかり浸透してきているのかと思いきや、ぜんぜんそんなことはないみたいです。客先でも(主に社内での)実績最優先という考え方から、最近のOSSフレームワークには手を出さず、日本の大手SIer謹製のフレームワークを採用したり、自社フレームワークを採用したりするケースが意外に多いですね。そういう場合によくありがちなのが、プログラマーのスキルによらずに作れるようにするという目的から、無意味な規約を強制するケースです。 実際、今日ある国産ベンダーのフレームワークを採用したシステムの設計書に記載されているクラス一覧を見ていて無駄がいかに多いかということに驚いてしまいました。たとえば、ユーザー一覧を検索するという処理でSeamならエンティティクラス、画面、JPQLがあれば実装完了なのですが、そのフレ