Red Hat Enterprise Linux 7(RHEL 7)では、IntelとAMDの64ビット (x86_64)、 およびIBM Power System(ppc64)向けのデフォルトのブートローダーとして「GRUB2」(GRand Unified Bootloader version 2)を採用している。ブートローダーは、OS起動に先立つ処理を担当する、縁の下の力持ち的なプログラムである。地味な存在であるが、Linuxのインフラエンジニアならぜひ習得しておきたい知識の1つだ。 GRUB 2は、RHEL 6で使われていたGRUBの上位バージョンに相当する。ただし、仕組みや設定方法がガラリと変わっている。この記事では、GRUBなら多少は知っているという人がGRUB 2の設定で「ハマる」ことのないよう、GRUB 2の概要や設定のポイントについて説明する。 GRUB 2は高機能なブート
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