著者の@May_RomaさんのTwitterやコラムはよく読ませてもらっているので、個人的にはこの著作(Kindleのみでの発刊)によって新たな知見を得られたことはあまりなかったというのが正直なところ。 が、主張されていることはよく理解できるし、改めて自分自身の生き方について考えさせられるというか危機感を憶えてしまう。 現在が本当に「ノマド・ブーム」なのかどうかはよく判りませんが、世に流布されている「ノマド」と「社畜」を対立概念として捉え、前者にポジティブな、後者にネガティブなイメージと結びつける風潮に著者は一石を投じます。 英国での実例を基に本当の「ノマド」が如何にプロフェッショナリティを要求される厳しい働き方であるか、また「社畜」で居られることが現代のグローバル経済社会において如何に恵まれた甘やかされた立ち位置にあるかが示されます。 いずれにしても問われるのは、所属や肩書から離れて、自