東武鉄道500系「リバティ」は、分割併合が可能な3両編成にして多くの路線に対応した(C)朝日新聞社 大胆なデザインが評判の西武鉄道001系「Laview」は、以外にも実用性が高い(C)朝日新聞社 前面展望席を採用しつつ、ボギー構造として輸送力を確保した小田急ロマンスカー、70000形GSE(C)朝日新聞社 京成では「スカイライナー」のAE形を使用し、朝に上り「モーニングライナー」を、夕方に下り「イブニングライナー」を運行する(C)朝日新聞社 関東の大手私鉄9社のうち、東武鉄道、西武鉄道、京成電鉄、小田急電鉄の4社では専用車両による有料特急を走らせている。このところ、小田急ロマンスカーGSEや西武鉄道「Laview(ラビュー)」など、新型特急電車の投入が相次いでいる。この背景には、インバウンド需要に応えた観光輸送への注力だけでなく、沿線利用客に向けた、もうひとつの事情がある。 【写真】西武鉄