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ウィニー事件の検索結果1 - 6 件 / 6件

  • 「ウィニー事件」弁護人の話に思う、平成日本の敗因

    先週末、政策研究大学院大学で開催された知的財産マネジメント研究会(Smips)で、ウィニー裁判で金子勇氏を弁護した壇俊光氏の話を聞いた。 昨年の投稿、「平成の敗北」と重なるウィニー開発者金子勇氏の悲劇(以下、「金子氏の悲劇」)では金子氏とのやりとりを以下のように紹介した。 2012年4月、幕張メッセで金子氏の講演を聴いた私は、質問の冒頭で、「金子さんは日本人に生まれて不幸だったかもしれない。なぜなら欧米版ウィニーを開発した北欧の技術者は、金子さんのように後ろ向きの裁判に7年半も空費させられることなく、その後、無料インターネット電話のスカイプを開発して、億万長者になったからである」と述べた。 その時は、まだ若いので、これから十分取り戻せると思っていたが、1年後に42歳の若さで急逝した。 億万長者になった欧米の同じ技術の開発者 北欧の技術者はスウェーデン人のニクラス・センストロム氏とデンマーク

      「ウィニー事件」弁護人の話に思う、平成日本の敗因
    • 開発者逮捕は警察の〝意趣返し〟だったのか 「ウィニー事件」を取材した毎日新聞記者が見た映画「Winny」

      2009年10月、「ウィニー事件」で逆転無罪判決を受け、無罪と書かれた紙を掲げる金子勇さん=竹内紀臣撮影.jpg 2002年に開発されたパソコンのファイル共有ソフトを巡る事件を描いた映画「Winny(ウィニー)」が公開されている。問題を起こしたソフトを開発すること自体が罪に問えるのか、物議を醸した事件だった。当時、京都支局でまだ駆け出しのサツ回り記者としてこの事件を取材した私が振り返ってみたい。 「京都府警が逮捕へ」地元紙の特ダネ「これは大変な事件じゃないのか」。04年5月の早朝、先輩記者からの電話で私はたたき起こされた。支局に駆けつけると、地元紙の1面トップに「京都府警がウィニーの開発者を逮捕へ」という見出しが躍っていた。 ウィニーは、サーバーを介さずファイルを直接やり取りできるP2P(ピア・ツー・ピア)ソフトだ。ファイルは細かく分散して暗号化されるため、匿名性が極めて高い。音楽や映像な

        開発者逮捕は警察の〝意趣返し〟だったのか 「ウィニー事件」を取材した毎日新聞記者が見た映画「Winny」
      • 『「ウィニー事件」弁護人の話に思う、平成日本の敗因』へのコメント

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          『「ウィニー事件」弁護人の話に思う、平成日本の敗因』へのコメント
        • 『Winny天才プログラマー金子勇との7年半』を読む①

          Winny事件の担当弁護士・壇 俊光氏による『Winny 天才プログラマー金子勇との7年半』が出版された。 筆者は壇氏が今年1月に政策研究大学院大学で講演した時の模様を「『ウィニー事件』弁護人の話に思う、平成日本の敗因」で紹介した。内容の重複もあるが、著書の文章を引用しながら5回にわたって連載する。 栄光無き天才(「帯文」より) 帯文は「栄光無き天才 金子勇の無罪までの道のり」である。その「栄光無き天才」ぶりについて筆者は昨年の投稿「『平成の敗北』と重なるWinny開発者金子勇氏の悲劇」(以下、「金子勇の悲劇」)で金子氏とのやりとりを以下のように紹介した。 2012年4月、幕張メッセで金子氏の講演を聴いた私は、質問の冒頭で、「金子さんは日本人に生まれて不幸だったかもしれない。なぜなら欧米版Winnyを開発した北欧の技術者は、金子さんのように後ろ向きの裁判に7年半も空費させられることなく、そ

            『Winny天才プログラマー金子勇との7年半』を読む①
          • 映画で再び注目の「Winny」 プログラム開発者が逮捕される前代未聞の事態に…ウィニー事件が残した教訓【京都発】|FNNプライムオンライン

            3月10日、映画「Winny」が公開された。映画をきっかけに一人のソフト開発者が再び注目されている。 約20年前にインターネット上に公開されたファイル共有ソフト「Winny」を開発。このソフトは映画や音楽、そしてゲームなどが簡単に交換できるという画期的なソフトだったが、悪用が後を絶たず、開発者が逮捕されるというネット史上最大の事件になった。この事件が残したものとはいったい何だったのか データを簡単に交換 画期的なソフト「ウィニー」誕生 カメラ付き携帯電話が出始めたばかりの2002年、この年に「Winny(ウィニー)」を開発したのが、東京大学で助手をつとめていた金子勇さんだった。 この記事の画像(26枚) 3D動画プログラムの作成を得意にしていた金子さん。新しいソフトを開発するたび、広く意見を募るために無料で公開していた。 記者: 思いついたものを公開されている。ウィニーもその延長? 金子勇

              映画で再び注目の「Winny」 プログラム開発者が逮捕される前代未聞の事態に…ウィニー事件が残した教訓【京都発】|FNNプライムオンライン
            • コインハイブ事件、ウィニー事件にも重なる「前近代性」放置が日本のイノベーションを阻害

              ウェブサイトにアクセスした人のパソコンの計算機能を無断で使って、仮想通貨(暗号資産)のマイニングをするプログラムが違法かどうかを巡って争われた「コインハイブ事件」は、最高裁が20日、不正指令電磁的記録保管罪に問われたウェブデザイナーの男性被告に対し、逆転有罪とした二審判決を破棄し、一審判決の無罪を支持する判決を言い渡した。この日、公判が行われた第一小法廷の裁判官5人全員一致しての判決だった。 裁判のポイントは、「コインハイブ」という問題のプログラムが、不正指令電磁的記録保管罪を構成する2つの要件に合致するかどうかだった。つまり、①アクセスした人の意図に反しているか(反意図性)②プログラムコードが不正なものか(不正性)--が問われ。1、2審とも①は認め、1審は②を認めず無罪、2審は②も認め逆転有罪とされていた。 時事通信や日経新聞によると、最高裁判決では、②について「一般の使用者が認識すべき

                コインハイブ事件、ウィニー事件にも重なる「前近代性」放置が日本のイノベーションを阻害
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