(House of Gucci 2021年 アメリカ PG-12) 色々な意味で衝撃的な作品だった。 まず、ブランド物に全く興味のない私でも知っているあの”GUCCI”の歴史に、あんな事件があったのかということ。 歴史的事実の映画なので、各メディアとも当然のように「あの暗殺事件の映画化!」と発表していたので、鑑賞前から何が起こるかは分かっていた。 特に「衝撃のラスト」でもないのに、それでもにわかには信じがたい、驚かされる内容ではあった。 まさに、事実は小説より奇なり! あの”GUCCI”一族のお家騒動、それを操っていたのが2代目社長パオロの従兄弟マウリツィオの奥さんだったとは! ちなみにそのパオロを、ジャレット・レトが彼とは信じられない様な容姿で演じているのだが、劇中では彼の父アルドにも、叔父にあたるマウリツィオの父ロドルフォからも完全に「無能」扱いされている。 この辺りの描き方が、現在の