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プルードン 無政府主義の検索結果1 - 9 件 / 9件

  • 保守主義って、本来どういうものなのだろうか。

    保守主義の本来 このごろの日本において、「自分は保守だ」といえば、「自民党支持」とイコールでほぼ繋がれてしまうかもしれない。 いや、近ごろは野党にも保守を称するものが出てきているので、そうとも言い切れないが。 いずれにせよ、現実の政党名と結び付けられてしまう。おもしろくない話だと思う。 そりゃあもちろん、現実の社会に現実の政治というものがあって、現実の政治家が政治をしている。 現実のわれわれは現実の投票行動などの政治活動をして、その結果、そうなっている。現実とは無縁でいられない。 とはいえ、保守主義というものがあったとして、現実の諸問題に対するスタンスがそれに先んじて出てきて、賛成と反対で色分けされて、「じゃあお前は保守」、「君は革新」と分別されるのはどうなんだ。 現実の諸問題を考える前に、とりあえず保守主義って本来なんだろうかって考えたほうがいいんじゃないのか。 なんとなくの雰囲気で、保

      保守主義って、本来どういうものなのだろうか。
    • 社会に必要かつ必然な政治の現実と理想のジレンマとしての哲人王 - 日々是〆〆吟味

      社会と統治するための政治と政治を行う者への理想のジレンマ 社会における様々な人々 【モスカ『支配する階級』】 【アリストテレス『政治学』】 社会を統治するための政治の不可避性 【世界の名著 プルードン,バクーニン,クロポトキン】 政治をめぐる哲人王の理想 【プラトン『国家』マルクス・アウレーリウス『自省録』】 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/311/2021.02.25 社会と統治するための政治と政治を行う者への理想のジレンマ 社会における様々な人々 モスカの本をぺらぺらとめくって拾い読みをしているだけで陰鬱な気持ちになってきます。モスカは理想主義に対する現実政治の立場に立つリアリストとされますが、その現実というものは大抵みもふたもないもので、ほとんどそれだけを言われてもどうしようもないもののように感じてしまいます。 【モスカ『支配する階級』

        社会に必要かつ必然な政治の現実と理想のジレンマとしての哲人王 - 日々是〆〆吟味
      • 社会主義者になった王族・貴族 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

        共産主義・社会主義の理想に共鳴した高貴な人々 共産主義・社会主義の思想では、王族や貴族は人民を搾取する悪であり、階級闘争によって打倒されるべき敵であると考えます。 当然、王族や貴族は自分たちの社会的地位やこれまで培ってきた体制を守ろうとして、共産主義・社会主義とは敵対し、時には多量の流血が流れることもありました。 ところが王族・貴族の中には共産主義・社会主義に共鳴して、自分自身の階級を弾圧する者もいました。 なぜそうなったかは、当時の社会の背景や雰囲気を見ないと分かりませんが、どういった人物だったのかをみていきましょう。 1. イラジ・エスカンダリ(1907年〜1985年) イラン共産主義トゥーデ党の重要人物 イラジ・エスカンダリはイランの共産主義組織トゥーデ党の重要人物で、パフレヴィー朝の時代を通じて党第一書記として活動を続けた人物です。 父はカジャール朝の王子の1人であるヤヒヤ・ミルザ

          社会主義者になった王族・貴族 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
        • 「アナキズム」なぜ注目 危機下に求められる相互扶助 - 日本経済新聞

          「アナキズム」がテーマの書籍の刊行が相次いでいる。無政府主義と訳され、過激思想のイメージもある言葉だったが、近年は市民の連帯を促す新しい思潮として注目が集まる。アナキズムとは本来は、国家や政府のような権力機関を忌避し、あくまで人間の自由を尊重する思想のことだ。19世紀仏の思想家プルードンらが唱え、個人が契約によって結びつく社会組織の実現を訴えた。これに対し、いま勃興している新しいアナキズムは「

            「アナキズム」なぜ注目 危機下に求められる相互扶助 - 日本経済新聞
          • 「現代の闇」を予言したマルクスとケインズの慧眼

            それでもケインズは、やはり人間の本性というのは、人類誕生以来、働け、働けと習慣化されているので、急には実現できないが、週15時間働けば大丈夫と試算しているんですね。ゼロ金利になって、新規の投資を行わなくてもよくなれば、週15時間労働で十分必要なものが提供できる。あとは自由時間を満喫できると言っています。 ケインズの慧眼は、1930年の論文で、100年後の2030年にはゼロ金利になると予想しているんですよ。 木村:そうですか。100年も前にね。そうすると、2000年代の前半にゼロ金利になった日本はかなり先取りしているわけですね。 水野:日本とドイツとフランスが先取りして、ゼロ金利になりました。しかし、今の日本は、依然として働け、働けですよね。 木村:自由になった時間を満喫して高度な文化活動に使おうなんて、まったくないですね。むしろ、ゼロ金利になって、グローバリゼーションの進展とともに中間層が

              「現代の闇」を予言したマルクスとケインズの慧眼
            • アナキズムとは?思想の変遷やアナキストの共同体を簡単解説

              「アナキズム」とは無政府主義を掲げる思想のひとつで、無支配・無権力という意味を持つギリシャ語のアナルコス(α’ναρχο)に由来します。 一見難しそうな言葉ですが、権力者の支配が無くなればみんなが自由に暮らせて幸せだよね!という思想がアナキズムであり、その思想を持つ人をアナキストと呼びます。 今回は アナキズムの定義 アナキストの歴史 日本におけるアナキズム についてわかりやすくご紹介します。 1、アナキズムとは アナキズムとは「国家のような支配権力は有害であり、何にも縛られない個人の自由が最も尊い」と考える思想です。 この思想は無政府主義とも呼ばれ、ルールのない無秩序な世界には過激で、反社会的なものを連想する人も多いかもしれません。 確かに過激な思想を持つ方もいるかもしれませんが、支配がなくてもみんなで社会は作れるという平和的な思想を持つアナキストもいます。 アナキストは、大きく「個人主

                アナキズムとは?思想の変遷やアナキストの共同体を簡単解説
              • アナキズムを読む 〈自由〉を生きるためのブックガイド | 皓星社(こうせいしゃ) 図書出版とデータベース

                序章 今、なぜ、アナキズムなのか 田中ひかる 1 アナキズムへの招待 〜自由な生に誘う言葉たち 鶴見俊輔「方法としてのアナキズム」 那須耕介 戸田三三冬『平和学と歴史学――アナキズムの可能性』 田中ひかる 金子光晴『絶望の精神史』 金子 遊 ルース・キンナ『アナキズムの歴史――支配に抗する思想と運動』 田中ひかる レベッカ・ソルニット『定本 災害ユートピア』 山本明代 緒方正人『チッソは私であった――水俣病の思想』 田中ひかる シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』 山本明代 2 極私的アナキズム入門 〜もう一つの生き方を探る 石牟礼道子『完本 春の城』 姜 信子 中村きい子『女と刀』 斎藤真理子 辻潤『絶望の書 ですぺら』 金子 遊 伊藤洋志『ナリワイをつくる――人生を盗まれない働き方』 寺尾紗穂 竹中労+かわぐちかいじ『黒旗水滸伝――大正地獄篇』 東 琢磨 赤瀬川原平『東京ミキサー計

                  アナキズムを読む 〈自由〉を生きるためのブックガイド | 皓星社(こうせいしゃ) 図書出版とデータベース
                • 「アナキズム」について考える――権威に抗って生きるために ジュンク堂書店員さんおすすめの本|じんぶん堂

                  記事:じんぶん堂企画室 「無政府主義」と訳されるアナキズム。松村圭一郎氏は「国家に囲まれた自分たちの生について立ち止まって考えてみる、ひとつの態度のようなものだ」と述べている(『ちゃぶ台 Vol.5』)。 書籍情報はこちら アナキズムの思想を通して日常を捉え直す 「アナキズム」という、言葉だけ知っていた思想を初めて明確に意識したのは、『ちゃぶ台 Vol.5』(ミシマ社)に掲載された松村圭一郎氏による論考「はじめてのアナキズム」を読んだときだった。 この論考において、国家が「後からやってきた」ことにより搾取を強いられ、自ら国家の支配の及びにくい山奥に逃げ込んだとされる人びとのことや、あるいは現代を生きる我々がすぐに行政や警察に頼り身の回りの問題を解決することを他人任せにしているという松村氏の指摘を読むにつれ、そもそも存在する必要がないかもしれない権威に自分が気づかぬうちに支配されていること、

                    「アナキズム」について考える――権威に抗って生きるために ジュンク堂書店員さんおすすめの本|じんぶん堂
                  • 三行詩 第十七章 - 四端録

                    日曜日の午後、 「午前中、漢文の勉強を終え世界の歴史(中世)を読む内にに寝る」 「午後からは、ウオーキングと儒学の勉強」 「夜は映画を観るか、S・キングの短編集でも読むとしよう」 #自由律 https://t.co/2BOI4E0yog 日曜日の午後、 「禁酒四日続いて負け二日、今日から禁酒一日目」 「今年は家酒は呑むと負けルールを採用する」 「酒は買わぬが、昔からあるウイスキーやジンがある」 #自由律 https://t.co/qXPxFqwnRN 日曜日の午後、 「実は大人になったら負けと思っている」 「見かけ親父(頑固)ながらバカをするのが大好き、と自分では思っている」 「歳を重ねた分、おもんない、人に迷惑をかけるバカは憎しみすら感じる」 #自由律 https://t.co/hvP9bZD8c4 日曜日の午後、 「死はもちろん怖いが、むしろ家族の死を恐れる」 「仏教道教儒教哲学思想、

                      三行詩 第十七章 - 四端録
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