2021.02.20 16:00 「フィンランド人は自分たちが世界一不幸だと思っている」ミカ・カウリスマキ監督が深刻な差別や格差を「食」を通して風刺した『世界一しあわせな食堂』 コロナ禍で最も注目された世界のリーダーは、フィンランドのサンナ・マリン首相ではないだろうか。2019年、世界最年少の34歳という若さで首相に就任したマリン首相が率いる内閣は発足当時の閣僚19人のうち12人が女性で、マリン首相を含む4人は35歳未満。夫と育休を交代しながら公務と子育ての両立を実現し、週休3日制を目指す首相の存在は日本人の目には眩しい。そのほかにも、豊かな自然や充実した社会保障制度など、フィンランドは非常に暮らしやすい国のように見える。 2018年から2020年まで国連が毎年決める「世界幸福度ランキング」で連続1位を獲得しているフィンランド。そんな国から心あたたまる映画『世界で一番しあわせな食堂』が届い