「正社員として20年以上働いてきて、こんな状況は考えられませんでした」 給与明細を手に、50代の男性は肩を落としました。 正社員・マイホーム・妻と子ども2人の一家4人での暮らし。 手に入れた理想の生活が崩れた原因は、残業代の激減でした。 「基本給だけでは、生活できない」 社会の“中流”だと考えられてきた正社員の暮らしが、今、厳しい現実に直面しています。 (社会部記者 黒川あゆみ 宮崎良太/おはよう日本ディレクター 中村幸代)
「このままだと、正社員として残ることはできません」 50代の男性は、突然会社からこの言葉を告げられました。安定した正社員から、会社に雇われず仕事を請け負う「業務委託契約」への切り替えを迫られたのです。基本給が手に入らなくなり、収入は大きく落ち込むといいます。 「本当に生活していけないレベルですね」 これまで社会の“中流”を支えてきた正社員。 安泰だと思われていたその地位が、いま揺らいでいます。 (社会部記者 宮崎良太 吉田敬市/おはよう日本ディレクター 中村幸代) 食品販売会社の正社員として、訪問営業を行っている50代男性です。 もともと20年以上、広告代理店の営業マンとして正社員で働いてきましたが、6年前に会社の業務縮小でリストラ。当時、既に50歳を過ぎていて、正社員への転職は厳しく、受かってもいわゆる「ブラック企業」ばかりでした。 10社ほどを転々とし、去年ようやく今の会社に就職が決ま
あなたの会社では、副業を認めていますか? 副業を認めることで企業にとっては「人材流出」や「本業に支障が出る」などのリスクも指摘されています。 ところが最近、副業を認めるどころか、希望者には積極的に後押しする企業も出てきています。 一体なぜ? 労働者と企業の関係に変化は? 「副業容認」の最前線を取材しました。 (政経・国際番組部ディレクター 中村幸代) 大手生活用品メーカー「ライオン」は、3年前に社員の副業を解禁。 それまでは原則禁止の「許可制」でしたが「申告制」に改め、原則認めることにしました。 副業に取り組む社員は増え続け、これまでに20代~60代、のべ180人あまりが申告しています。 この企業では、副業に興味がある社員を積極的に後押ししています。 希望者に対して、内閣府が進める地方の中小企業との人材マッチング事業を案内したり、労働組合が開催する副業経験者と語る座談会に協力したりしている
https://www.nhk.jp/p/ohayou/ts/QLP4RZ8ZY3/blog/bl/pzvl7wDPqn/bp/p7x94XD9ZQ/ 変異ウイルス 子どもへの影響は? 全国的に変異ウイルスが拡大するなか、子どもの感染対策はどこまで必要なのか?子どもは重症化しないのか? 今回は小学生以下に絞って対策のポイントなどを、子どもの感染症に詳しい長崎大学大学院の森内浩幸教授と、感染症対策が専門の沖縄県立中部病院の髙山義浩医師に聞きました。 変異ウイルスでも“子どもは感染の中心ではない” 長崎大学大学院 森内浩幸教授(小児科医・子どもの感染症が専門) 「変異ウイルスは、現時点では、大人も子どもも、かかりやすいといえる。参考にしているのが、イギリスでの年代別の新型コロナ陽性者数の推移。イギリスでは去年9月頃から急激に感染者が増加。この頃、(日本で感染が増えている)イギリス型と呼ばれる変
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